GitHub Copilotとは?
ソースコードリポジトリで有名なGitHubが提供しているプログラミング支援AIツールです。
2021年ごろから提供開始されていたため、ChatGPTなどの生成AIがブームになる前から話題になっていましたね。
技術としてはOpenAIのプログラミング専用モデルCodexが利用されています。
主な利用方法としては、Visual Studio Codeなど開発者が実際にプログラミングするツール(開発環境)にプラグインとしてこのGitHub Copilotを有効にし、コード入力の補完などを実現します。
最近聞くGitHub Copilot Xって何?
2023年3月、生成AIブームの勢いが止まらないなかでGitHub Copilot Xが発表されました。
これはGPTモデルの新バージョン導入に加え、チャットや音声入力などコード補完に限らない様々なプログラミング支援を行えるCopilotの機能拡張の総称としてのアナウンスでした。
現在は申請した人のみWaitlistに登録され、段階的にテクニカルプレビューの利用が承認される形になっています。
GitHub Copilotの利用方法
GitHubアカウントでCopilotを有効化
最初にCopilotのプランを選んでサインアップする必要があります。
個人用(for Indivisuals)とビジネス用(for Business)があり、個人用で月額1,400円ほど。30日の無料トライアルもあります。また、学生は無料で利用できるようです。
私の場合はGitHub Copilot for Businessに登録しているOrganization所属のアカウントを今回利用しました。
VS CodeにCopilot拡張機能をインストール
Copilotを有効にしたGitHubアカウントVS Codeにサインインし、GitHub Copilot拡張機能をインストールします。
VS CodeのステータスバーにCopilotちゃんアイコンが表示されたら、無事に有効化できているはずです。
実際にコードを書いてみよう!
適当に test.py
ファイルを作成し空のPythonコードを書き始めてみます。
いきなりコメントで「ランダムな数字を表示する」と書いてみます。
改行すると、薄い文字で import
句がサジェストされてきました。
Tabキーでサジェストを承諾し、さらに改行すると続きのサジェストが出現します。
Tabキーでサジェスト承諾し、また改行すると次のサジェストはなぜかバッククォート3つ。
ただ、コレすでに動きそうです。試しにデバッグ実行してみましょう。
右上のデバッグボタンを押すと、ターミナル上に整数がプリントされました!
2回押してみましたがちゃんとランダムに出力されています。
最後に
これは便利ですね。
ChatGPTとうまく組み合わせて、最初にゼロからサンプルコードをまとめて生成する部分はChatGPTに頼み、細かいコード修正や追記にGitHub Copilotをガッツリ活用する、というスタイルも効果的かも知れません。