日比谷のクラスメソッド社さん会場に100名以上が集結するオフラインイベントです!
※リアルタイムの走り書きのため、誤り等あればお知らせください🙏
KEYNOTE / Alex Debrie (AWS Data Hero)
有名なDynamoDB Bookを執筆された方です!
サーバーレスの歴史
- オンプレミス〜EC2の登場〜Lambda登場の変遷
- Herokuから始まった12-Factor Appの話
- イベントドリブン: SQS, S3, SNS, そしてDynamoDBの登場
DynamoDBの登場
- DynamoDBが早くから人気を得た理由: サーバーレスと相性がいい
- VPCが不要、接続上限なし、IaCと高速プロビジョン、メンテウィンドウなし
- これがRDSだったら…ほとんど実現できない!
- フルマネージド、マルチテナンシー!
サーバーレスの今、これから
- AWS以外のサーバーレスサービスの台頭
- 初期のサーバーレスはAWSに偏重しがちだった(もちろんAWSは大好きだが…)
- 2019年までの私のサーバーレスサービスの選び方
- まずAWSのサーバーレスサービスを選ぶ
- 必要ならAWS以外のサーバーレスサービスを足す
- 必要ならAWSの非サーバーレスサービスを足す
- 必要ならAWS以外の非サーバーレスサービスを足す
- floodgates
- TiDB, Momento, Versel updtash...
- どんなときに非AWSなサービスを選ぶか
- UX(ドキュメント、UIの優位性、開発しやすさ、国際スケーリング)
- マルチテナンシーの上手さ(Snowflake, Algola, Momento)
- "AWSはplumbing(配管)よりもpainting向き"
- 2023年現在のサーバーレスサービスの選び方
- AWSのサーバーレスサービスを好む
- ただし非AWSのサーバーレスサービスを混ぜることをいとわない
成功するサーバーレスチームの勝ちパターン
- プラットフォームのことを勉強すべし
- 開発ツールを磨く(ローカル/クラウド版、デプロイツール、監視)
- すべてを自動化する。インフラはアプリケーションの一部だ!
- 実験できること+高速開発、が目指すべきところ
KEYNOTE: The future is serverless / Eric Johnson (Amazon Web Services)
ServerlessのPrincipal Developer Advocate エリックさんより、「未来はサーバーレスにあり」というキーノート②です。
サーバーレスの定義とは?
- Lambdaから始まった。最初に「サーバーレス」と呼ばれたサービスだった
- 真の「最初の」サーバーレス:S3, SQS, SNS
- それからたくさんのサーバーレスサービスが出現
- 一からコードを書いて周辺機能を開発しなくてよい。これらを組み合わせればよい
- サーバーレスなコンピューティングサービスの増加
- Fargate, App Runner
サーバーレスのトレンド
- Lambdaの進化: 様々な用途に使われるように
- EDA(イベント駆動アーキテクチャ): 「何かが起こったら反応する」もの。
- EDAのすべてがサーバーレスではないが、サーバーレスはすべてEDA
- Configuration over Code (Step Function)
- 同期を超えた非同期
- APIからコンピュート(ビジネスロジック)を介さずPersistance(SQS等)を使う
- サーバーレスファーストの事例
- まずサーバーレスでプロトタイプしてみる
- ダメならコンテナを使う
これからはサーバーレスだ!
- 理由1: Companies are embracing EDA
- 非同期ファースト
- 理由2: サーバーレスコンテナ
- パズルの最後のピースを埋めてくれる。サーバーレスとの両立を助けてくれる
- Step Functionsを使えば処理の長さによってLambda, ECSを使い分けることも可能
- 理由3: 生成AIの台頭
- 利用ステップ:設計、トレーニング、インターフェース
- 生成AIはAPIとして利用できるもの
- 理由4: 開発者体験の向上
- SAM、CDK、3rdツール(SST)、IfC(Winglang)
- ここでWinglangのデモがありました!Webコンソールでテストもできて凄い👏
KEYNOTE: サーバーを超えて: 開発者のために作られたTiDB ServerlessとChat2Query / PingCAP 関口さん
ファウンダーのMax Liuさんが急遽ご欠席となり、代打で日本語セッションとなりました!
TiDB Serverlessとは
- TiDB: オープンソースの分散SQLデータベース
- TiDBをサービスとして提供したい
- 技術的に可能か? 儲けは出るのか?
- 世界の開発者の数:2,700万人。全員が使うと年間5,000億円のコスト
- 「使う時だけ動かす」アーキテクチャにしてコストを抑えた
- 軽い処理、重い処理で分けて設計した
- 混ぜると軽い処理が割りを食って遅くなるので、オフロードした
- これらの工夫によって開発者一人あたり500円までコストが下がる。これがサーバーレスの力!
- その後は面白い機能を追加していった
- AWSを利用して高い耐久性を得る。S3のほか、EKSを利用しているとのこと
TiDB Serverlessの特徴
- OSS InsightをTiDB Cloudで提供している
- バズってもバーストトラフィックに追随して拡張してくれる
- MySQL互換。既存コードは使わずフルスクラッチで作った
- HTAP(OLTP, OLAPの混在)にも対応
- 2つのストレージエンジンを内部で両方持っている
- 従量課金
- 生成AI機能(Chat2Query)にもいち早く対応済み
- 日本語からもSQL生成可能
- 新機能! Serverless Driver for Edge Computing
- 楽しくなきゃサーバーレスじゃない!
→ 午後編に続きます