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BedrockのナレッジベースがClaude 3 Sonnetに対応!

Last updated at Posted at 2024-03-26

3/27追記:ようやく本家What's Newも僕らに追いついて来たようです😆

ついにSonnetにも対応!

まだAWS公式のアナウンスはありませんが、ドキュメントが更新されているのがいち早く発見されました。

ひるたさん、いつも発見が早い!

現状、3つあるモデルのうちSonnetだけですが、既にBedrockにリリースされているHaikuモデルへの対応も時間の問題だと思われます。

また、エージェント for Amazon BedrockもじきにClaude 3対応されることが予想されます。

何が嬉しいの?

ナレッジベースとは、いわゆる「社内文書検索AIチャット」などを実現できるRAGアーキテクチャをAmazon Bedrockで簡単に作成できる機能です。

先日、BedrockのメインLLMと言えるAnthropic社のClaudeモデル最新版 v3がリリースされていましたが、ナレッジベースへの対応はまだでした。

ナレッジベースには2種類のAPIメソッドがある

お気づきの方もいるかもですが、ナレッジベース自体にClaude 3が未対応のときでもRAG回答生成にClaude 3を利用することは可能でした。なぜなら、ナレッジベースのAPIには2種類のメソッドがあるためです。

  • Retrieve:ドキュメントの検索結果のみを返す
  • RetrieveAndGenerate:ドキュメントの検索結果をもとに、LLMで生成した回答を返す

RetrieveAndGenerate には回答生成用のLLMをナレッジベースへ組み込む必要があるため、Claude 3の利用ができませんでした。

Retrieve を使えば、ナレッジベースの外(アプリケーションロジック内など)で自分の好きなLLMを組み合わせることができるため、Claude 3も利用可能だったというわけです。

実機確認(マネコン)

マネジメントコンソールを見ると、ナレッジベースのテスト画面にはまだSonnetが出現していませんでした。

スクリーンショット 2024-03-26 11.38.53.png

※人によってはすでに出現しているようです。

実機確認(API)

APIも確認してみます。Cloud9などを使って検証してみましょう。

まずはAWS SDK for Python (Boto3)のバージョンを最新化しておきます。

ターミナル
pip install -U boto3

Claude 3 Sonnetで RetrieveAndGenerate を試してみます。

RAG-Sonnet.py
# Python外部ライブラリをインポート
import boto3

# Bedrockクライアントを作成
kb = boto3.client("bedrock-agent-runtime")

# ナレッジベースを定義
response = kb.retrieve_and_generate(
    input={"text": "ECSとEKSの使い分けは?"},
    retrieveAndGenerateConfiguration={
        "type": 'KNOWLEDGE_BASE',
        "knowledgeBaseConfiguration": {
            "knowledgeBaseId": "XXXXXXXXXX", # ここにナレッジベースIDを記載する
            "modelArn": "arn:aws:bedrock:us-east-1::foundation-model/anthropic.claude-3-sonnet-20240229-v1:0",
        },
    },
)

# RAG結果を画面に表示
print(response["output"]["text"])

AWS活用ナレッジ集を食わせたナレッジベースを用いて、RAGで簡単に回答生成することができました!(内容の是非についてはここでは言及しません😷)

ターミナル
minorun365:~/environment $ python3 RAG-Sonnet.py 
ECSとEKSの主な違いは以下の通りです:

- ECSはAWS独自のコンテナオーケストレーションサービスで、EKSはKubernetesをベースにしています。EKSの方が機能が豊富ですが、Kubernetesのバージョンアップ対応が必要になります。

- ECSはコントロールプレーンの管理が不要ですが、EKSではKubernetesのバージョンアップに合わせてコントロールプレーンの管理が必要です。

- データプレーンでは、ECSはEC2インスタンスの管理が必要ですが、Fargateを使えばサーバーレスで運用できます。EKSでもEC2インスタンスまたはFargateを選択できます。 使い分けとしては、以下のようなケースが考えられます:

- 既存のKubernetesスキルを活かしたい場合や、Kubernetesの豊富なエコシステムを活用したい場合はEKSを選択します。

- 単純なコンテナワークロードで、Kubernetesの複雑さを避けたい場合はECSを選択します。

- サーバーレスでコンテナを運用したい場合は、ECS+FargateまたはEKS+Fargate

おまけ:Retrieve単体で実行するコード例

以下のように実行すると、JSON形式でドキュメント検索結果のみが返却されます。

retrieve-Sonnet.py
# Python外部ライブラリをインポート
import boto3

# Bedrockクライアントを作成
kb = boto3.client("bedrock-agent-runtime")

# ナレッジベースを定義
response = kb.retrieve(
    knowledgeBaseId="XXXXXXXXXX", # ここにナレッジベースIDを記載する
    retrievalQuery={"text": "ECSとEKSの使い分けは?"}
)

# 取得結果を画面に表示
print(response)

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