アウトプットはいいぞ
ご存知、ITエンジニアは自分の学んだ技術知見を「アウトプット」としてブログや登壇という形で対外発信する文化があります。
インターネット上の叡智として学習者の助けになることも多く非常にありがたいことなのですが、一方で発信者側にとってはそれなりに労力がかかる作業となります。
業務時間中の実施が憚られてしまい業後や休日の貴重な時間を使ってアウトプットしているエンジニアもかなり多いのではないでしょうか。
なぜ大変なのに皆アウトプットしてくれるの?
もちろん発信者側にもメリットは多く、それがあるからこそアウトプットを継続しているエンジニアは多いのですが、世の中に存在するエンジニア人口に対して自発的な発信を行う人口割合は相当に少数です。
あなたの職場にもたくさんいる優秀なエンジニアを思い浮かべてみていただくと、そのうち何名が対外的なアウトプットを実施しているでしょうか?
実は今回フォーカスしたいのは「なぜ発信しないのか」ではなく、逆に 「なぜわざわざ労力をかけてアウトプットするのか?」 という点です。冷静に考えてこんな人たちが一定数いて、継続して活動し続けているのは結構すごいことではないでしょうか?
遺伝子レベルでアウトプット奨励されてた…ってコト!?
最近たまたま雑学を漁っているなかで気付いたのですが、これってもしかすると人類の遺伝子レベルで理にかなった行為なのかも知れません。
「利己的遺伝子論」という進化生物学の学説を聞いたことがあるでしょうか?
タイトルが若干ミスリーディングなのですが、一言でいうと 「生物がわざわざ他者に親切な行為をするのは、種全体としての遺伝子を残すうえで合理的だからである。なぜなら生物とは遺伝子の乗り物にすぎないのだ」 という考え方です。
とっつきやすいものだと、カジュアルに解説してくれている動画コンテンツも多数あります。
※もし専門分野上、本記載およびリンク先のコンテンツについて看過できない不備等があればお知らせくださいますと幸いです。
つまり?
私たちエンジニアがモチベーションと使命感に駆られて大変なアウトプットを続けてしまうのは、「これがきっと将来まで末長く僕ら種族を繁栄させるためにきっと良いことなのだ…成さねばならぬ!」という本能に突き動かされているのかも?
こう考えると非常に面白いですね。
実際、私も例えば業務でAWSを利用していて困ったとき、Google検索して出てきたクラスメソッドさんのブログ記事等に救われて困難を乗り越えた経験などいくつもあります。こういったアウトプットが廻り回って社会に及ぼしている良い影響はきっと計り知れないですよね。
ともあれ私自身はこれからも「楽しいから」「勉強になるから」というシンプルな理由でアウトプットを継続していこうと思います。
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