え、AADがMEIDに?
先週、Microsoftのクラウド認証サービスAzure Active Directoryの名称変更がITニュースを騒がせました。
新名称はMicrosoft Entra ID。
昔からサービスブランドの名称変更が多いMicrosoftですが、今回の変更の理由は2022年より展開されているMicrosoft Entraファミリー製品群の拡大にともない、分かりやすさを重視してのもののようです。
Why is the name being changed?
As part of our ongoing commitment to simplify secure access experiences for everyone, the renaming of Azure AD to Microsoft Entra ID is designed to make it easier to use and navigate the unified and expanded Microsoft Entra product family.
「Azure ADはADとは別物!」という説明が大変だった
もともとAzure ADはそのネーミングから「オンプレミスのActive Directory(ドメインコントローラー)をクラウド上に移行できる!」と勘違いされやすいためか、名称がミスリーディングだと言われることがありました。
Active Directoryの機能
- オンプレミス環境の認証&権限管理を提供
- 階層型のドメイン管理、OUやGPO等を用いた詳細なリソース管理ができる
- LDAP/Kerberosプロトコルを採用
Azure Active Directory(新名称:Entra ID)の機能
- Microsoft 365などのSaaS向け認証&権限管理を提供
- 単一階層の「テナント」のみのフラットな構造。シンプルなID&アクセス管理に特化
- OAuth 2.0/OIDC/SAMLなどのモダンなプロトコルを採用
旧Azure AD(Entra ID)は分かりやすく言うと 「Microsoftアカウント for Biz」 的な存在ですね。
今後の予定
2023年末にかけて公式サイト等での表記を順次更新していくようです。
URLやAPI等は変更なしとのこと。
その他、既存のAzure AD関連サービスはこれに追随するのでしょうか(笑)
おまけ
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