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Amazon Bedrock正式リリースの公式ブログを日本語で簡潔にまとめました

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これです。英語ですし長いですよね。サマりました。

内容まとめ

はじめに

  • 本日(※米国時間9/28)、Amazon Bedrockが一般提供(GA)となった。
  • 4月にアナウンスされていた各社提供の基盤モデル(AI21 Labs, Anthropic, Cohere, Stability AI, Amazon)に加え、Meta社のLlama 2モデルもまもなく提供予定。

Bedrockのおさらい

  • サーバーレスのためインフラ管理不要
  • Bedrockは基盤モデルをプライベートにカスタムできる(ファインチューニング、RAG等)
  • Bedrock Agent機能もプレビューで提供中

  • CloudWatchで利用状況メトリクスの可視化が可能
  • CloudTrailでAPI利用の監査ロギング、トラブルシュートが可能
  • GDPR準拠のアプリ開発や、HIPAA規制の機密なシステムにも利用できる

実際に使ってみる

Bedrockの始め方

  • マネコンやAWS SDKのほか、OSSフレームワーク(LangChain等)から基盤モデルを利用可能
  • マネコンのBedrockコンソールから基盤モデルを選べる。最初にアクセスの有効化が必要
  • Playground機能でCohere, Claudeなどのお試し例も掲載あり
  • 設定可能な推論パラメーターの紹介もあり(Temperature, Top P, Top K, Maximum Length, Max Tokens)

APIからの使い方

  • AWS SDK for Python(Boto3)を例にした利用手順の紹介
  • list_foundation_models() で利用可能な基盤モデルの一覧出力ができる
  • InvokeModel APIでBedrockのインターフェースを呼び出せる
    • Jurassic-2モデルを使ったサンプルコードの紹介
  • 同じく InvokeModel APIでEnbeddingモデルの呼び出しも可能
    • Amazon Titan Embeddingsモデルを使ったサンプルコードの紹介
  • InvokeModelWithResponseStream APIを使えばモデルの出力を非同期にストリームできる

シビアなエンタープライズ要件にも対応

データ保護とネットワークセキュリティ

  • Bedrockで使用するデータはAWSアカウント内でプライベートに保つことが可能
  • サービス改善のためにユーザーのデータを読み取ったりすることもない
  • データはAPIを処理するリージョン内に留まる
  • すべてのデータは暗号化される(最低でもTLS 1.2による転送中の暗号化や、KMSによる保存時のAES-256暗号化)
  • PrivateLink用のVPCエンドポイントを用いてVPCと安全に接続できる

ガバナンスと監視

  • IAMによる権限管理が可能
  • アクティビティはCloudTrailログに保存される
  • AWS/Bedrock 名前空間でCloudWatchへのメトリクス送信が可能
    • InputTokenCount、OutputTokenCount、InvocationLatency、Invocations等
  • ディメンションでモデルIDを指定したフィルタリングもできる

一般提供開始にあたって

料金

  • 入出力トークン数をベースに請求が発生する。画像生成モデルは生成した画像単位での請求
  • 価格設定は2種類
    • オンデマンド:最低料金なしで使った分だけ課金
    • プロビジョニング:大規模利用向け。利用期間をコミットする代わりにスループットを保証できる(分間の入出力トークン最大数)

もう使えますよ!!

  • US East (N. Virginia), US West (Oregon) リージョンで利用可能
  • 引き続きプレビュー提供となるもの
    • Amazon Titan Text ファミリーのテキスト生成モデル
    • Stability AI の Stable Diffusion XL画像生成モデル
    • Agents for Amazon Bedrock
  • Coming soon!
    • Llama 2の13B & 70Bパラメーターモデルがまもなく登場予定。ファインチューニングにも対応

おわりに

まもなく公式の和訳ブログも出てくれるかと思いますが、もし不備等あればお知らせくださいますと幸いです🙇‍♂️

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