Nodeとは?
Node.jsとは、サーバーサイドでJavascriptを実行するための環境です。
Node.jsを使うと、こんなことができます!
- APIの開発
- CLIツールの開発
- バックエンド処理の開発(botなど)
Web上で動くJavascriptとは違ってめちゃくちゃいろんなことができます!
そんなNode.jsを今回はHomebrewを使ってインストールしていきます。
今回はHomebrewを使用してNodeをインストールしていきますので、macOS
またはLinuxベースのOS(Ubuntuなど)
の環境を使用している方が対象です。
環境構築
Nodeのインストールは
- Homebrewからnodebrewをインストール
- nodebrewからバージョンを指定してNodeをインストール
- 指定したバージョンのNodeを適用
の順番に進めていきます。
Homebrewとは?
Homebrewとは、macOS
とLinux (Ubuntuなど)
で使えるパッケージ管理ツールです。
もしHomebrewのインストールが済んでいなければこちらを参考にインストールを進めてください!
Homebrewがインストールしてあるかどうかは
brew --version
# Homebrew 4.4.16
で確認できます。
インストールされていればバージョンが表示されます!
Nodebrewとは?
Nodebrewとは、さまざまなバージョンがあるNodeのバージョン管理ツールです。
例えば最新のNodeを使用したい時や、特定のプロジェクトで使用する1つ前のバージョンを切り替える際などにとっても便利なツールです!
指定したバージョンのNodeのインストールもnodebrewを使用して行なっていきます。
Nodebrewのインストール
コマンド
以下のコマンドを実行してnodebrewのインストールをします。
brew install nodebrew
環境変数の設定
以下のコマンドを実行して、現在使用しているシェルを確認します。
echo $SHELL
出力結果に応じて、環境変数ファイルを編集します。
出力結果 | 環境変数ファイル |
---|---|
/bin/bash |
~/.bashrc |
/bin/zsh |
~/.zshrc |
/bin/fish |
~/.config/fish/config.fish |
適切なファイルに以下のパスを追加します。
パスを追加することで、nodebrewのコマンドを使用できるようになります。
# Bashの場合
## nodebrewのコマンドを使用できるように定義
echo 'export PATH=$HOME/.nodebrew/current/bin:$PATH' >> ~/.bashrc
## 定義を書き込んだファイルを適用
source ~/.bashrc
# Zshの場合
echo 'export PATH=$HOME/.nodebrew/current/bin:$PATH' >> ~/.zshrc
source ~/.zshrc
# Fishの場合
echo 'set -gx PATH $HOME/.nodebrew/current/bin $PATH' >> ~/.config/fish/config.fish
source ~/.config/fish/config.fish
動作確認
nodebrew help
このコマンドを実行してドドドドっと英語の説明が出てきたら
nodebrewのインストールとセットアップは完了です!
Nodeのインストール
次にnodebrewからnodeをインストールします!
この時、バージョンを指定してインストールする方法と最新のバージョンをインストールする方法の2つありますのでそれぞれ説明していきます。
最新バージョンのインストール
nodebrew install-binary latest
このコマンドを実行します!
以上です!
バージョンを指定してインストール
まず、存在しているバージョンのリストを確認します。
nodebrew ls-all
実行するとインストール可能なバージョンが全て表示されるので、希望するバージョンをみつけてください。
インストールは以下のコマンドで行います。
nodebrew install-binary v18.0.0
今回ではv18.0.0
の部分を希望するバージョンに変えて実行してください!
インストールされているバージョンを確認
以下のコマンドを実行することで、インストールされているバージョンと
現在適用されているバージョンが表示されます。
nodebrew list
# v18.0.0
# current: none
インストールされているバージョンを適用
以下のコマンドを実行することで、指定したバージョンのnodeが使用可能になります。
nodebrew use v18.0.0
# use v18.0.0
Nodeのバージョンを確認
nodebrew(バージョン管理ツール)からではなく、
nodeからバージョンを確認してみます。
node -v
# v18.0.0
バージョンが表示されたらnodeのインストールと適用が完了です!
もしバージョンが表示されない場合は以下のことを確認、実行してみてください。
- ターミナルの再起動
- パスを通す際の環境変数設定ファイルは合っているか
- 正しいバージョンをインストールしているか