結論
- フロントラインワーカー(店舗や工場など現場の人向け)のライセンス
- 月額\262円からEntra ID P1やIntune Plan1がふくまれるので個別契約より安い
- これらの用途に限った形であれば最もオトクっぽい
ID/端末管理の統合
- これが最大のメリットでしょうね。Entra P1/Intune Plan1のフル機能が使えるようです。
- 個別契約や、EMSを契約するよりかなり安い。
- ただし後述しますがフロントラインワーカー用のみです。
メールとTeamsについて
- Exchange Online(メール)も2GBまで使えるので最低限のコミュニケーションはOK。
- 必要ならTeamsありにしてもいいと思うがファイルのやりとりやらで制約が出そう。
- Teamsを入れるということはSharepointを本格運用すると同義であり、情シスとしてそれなりの覚悟が必要。
- Teamsを入れずに現場とのやり取りはメールだけの運用で割り切ってもらうのもあり。
- それ以外は電話で解決してもらう。現場はちまちまチャットするの嫌いな人もいるので。
F1とF3のちがい
- Office Onlineが使えるかの違いのようです。
- Web版のパワポやExcelが使える。
- F3は5台のタブレットとスマホまでアプリ版がインストールできる模様?
- Entra ID P1 + Intune Plan1 + Exchange Onlineに割り切るならF3は要らなさそう。
ほか
- F3は他にも使えるアプリが増えるようです。
注意点
- オフィスワークがメインの社員にこのライセンスを割り当てるのはバイオレーションになると思います
- 一般的にはそれらの社員にはBusiness Premiumか、365 Apps + EMS or Intune or Defenderを入れているところが多いんじゃないでしょうか。
フロントラインワーカーの定義
Office Online VS フル版Office
- こちらのページの解説が分かりやすかったです。
- 以前のエントリでも書きましたが、Web版のExcelやWordはマクロとか使えないので、中途半端にWebインターフェースで編集してもらうよりは、Windows ServerにRDPしてもらうほうがいいと思います。
- サーバーのお守りは必要になりますが、可用性との天秤をかけた場合、RDPでフル版のExcelを使ってもらうほうが結局UXも向上するような。
- もちろん簡単な台帳更新とかならExcel Onlineでもいいのでしょうけどね。
- これは自分がインフラよりの情シスだからかもしれません。趣味が入っててすいません。
まとめ
- Entra P1/Intune Plan1が使え、かつメールも2GBまでだが提供できる。
- かなりの低価格で現場社員のID/端末管理が一元化できるのが良い。
- 割り切った使い方ができて、情シス的にも負担が減り、運用の断捨離ができる。
- 現場社員が過半数を占める企業に大いにオススメ。
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