最近、Mac Miniは企業ユースで最強ではないかと思い始めたのでポエムしてみます。
(もっと技術記事を書けよというツッコミは受領いたします)
きっかけ
- 長年のWindowsへの信頼が崩れた。
- 今回のクラウドストライクの事件は個人的にWindowsへの信頼性の疑問を抱かせるものでした。
- いちソフトウェアがカーネルレベルへのアクセスができることに驚きがあります。
Macはシンプル
- あとやはりWindowsは何をするにしても工数がかかる印象があります。
- ちゃんとすればWindowsもセキュリティや機能は高いのですが、その「ちゃんとすれば」にどえらい工数がかかるな~と思うようになりました。
- Jamfを触り始めて、Intuneと比較してしまうのですが、Macにはシンプルさがあります。
Mac Miniの利点
- 中古ショップでMac Miniを触りましたが、WindowsのミニPCにはない利点があります。
- ACアダプタ内蔵。WindowsのミニPCは、ACがデカくてあまりスマートではありません。Mac Miniは内蔵です。
- メモリとSSDがはんだ付け。これは物理的アクセスをふせぐのに効果的です。WinだとBitLocker暗号化していても外せてしまうのはやはり管理面からリスクがあります。
- 軽い。1.2kgくらいなのでギリギリかばんで持ち運べる。キーボードとモニタを固定してフリーアドレスにしてMacMiniを移動するという方式も不可能ではない。
- 劣化しない。キーボードとモニタが外付けなのでよくある水をこぼしてキーボードが使えないとか、液晶がひび割れたといったことは本体とは切り離して解決ができます。
- リセールバリューが高い。ミニPCなどは数年たつと中古で安くなってしまいますが、Macは高い傾向があります。
企業から見た利点
- M1以降のMac Miniは高速。4年たっているのにまだまだ現役で使える。
- リセールバリューも高いので、安物のWinPCを買うより結局投資還元効果が高い。
- JamfやIntuneによる遠隔管理。
- 最近プラットフォームSSOに対応した。Entra IDでログインできるとのこと。
- iOSデバイスとの親和性。iPhoneミラーリングなど。
- 毎回どのメーカーから買うかとか考えなくてよい。
- 10年以上デザインが変わっていないのでこれからもMac Miniは企業ユースとして安定感が見込まれる。
デメリット
- 同じスペックだとWindowsより高い。ただしOSも違えばリセールバリューも高いのでそのまま比較はできない。
- Macの管理スキルが必要。
- 「所有」という点ではMacbookに劣る。たぶん社員さんはMac MiniよりMacbookを欲しがる。
- Windowsを使うには仮想ソフトが必要。
- そしてParallelsやVMWareの法人向けは高い。仮想化だけで月額1200円とかするので現実的じゃないですよね。。。
期待すること
- 無料仮想ソフトのUTMが発展してほしいと思っています。
- これが実用レベルになれば、Mac本体プラスWindows仮想マシンで多くの業務はこなせる形に。
- ARM版Windowsも開発が進んでいるので、未来はあると思います。
情シス視点でのメリット
- Macにはタイムマシーンという差分バックアップツールがついてます。
- UTMの仮想ディスク(qcow2)をタイムマシーンでバックアップするという方法もアリなのではと思いました。
- Windows + Hyper-Vだとそういうオシャレな機能がございません。
- もし今回のようにWindowsがBSoDになっても、仮想化していて、タイムマシーンで戻れたら。。。いいですよね。
まとめ
- CrowdStrikeの事件で、「ハードウェアに直接インストールしたWindows」の問題点を痛感しました。
- 現在私はWinPCにローカルHyper-VM仮想マシンを数台立てて用途によって使い分けています。
- が、そのベースとなるOSもWindowsなので。。。
- Macをベースにしたら「それって素敵やん?」ってことにならないかな、といったポエムでした。