Proxmox 1号機(ext4, LVM)の既存環境に、新規2号機をZFSで作成しクラスター参加させたところ、問題が発生しました。
・マイグレート先(2号機)にLVM-thinが見つかりませんエラー
・2号機のLVM-thinを削除したところ、1号機のLVM-thinも削除された
この状態で1号機をシャットダウンすると、システムが正常に立ち上がりません。
そこでストレージのコンフィグファイルを変更します。
nano /etc/pve/storage.cfg
dir: local
path /var/lib/vz
content iso,vztmpl,backup
shared 1
lvmthin: local-lvm
thinpool data
vgname pve
content rootdir,images
となっているところ、最後の行に
nodes 1gouki
と加えることで、1号機だけLVM-thinをリストアすることができました。
クラスタ化することでコンフィグファイルも共通になるということが原因でした。
ケースとしてあまり多くはないと思いますが、検証環境やアップグレード環境で、異なったファイルシステムでクラスターを組む場合は注意が必要です。