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サービス連携サービス「IFTTT」「Integromat」「Zapier」「GoogleAppsScript」 の無料枠比較2020

Last updated at Posted at 2020-08-04

1. サービス間を連携するサービス

既にこの記事をご覧の方は様々なサービスをサーバーレスは勿論のこと、プログラムレスで繋ぎ合わせて独自のフローを作成できる「IFTTT」「Integromat」「Zapier」といったサービスを一部又は全てご存じだとは思います。
ここでは、簡単にそれぞれの無料枠の特徴や制限などを書き残しておきます。
念のため、「GoogleAppsScript」についても比較対象に挙げておきます。こちらは逆にプログラムを書いて連結させたいような場合に便利に利用できるためです。

機能や制限の内容 IFTTT Integromat Zapier GoogleAppsScript
アイコン image.png image.png image.png
同時アクティブフロー数 3 2 5 20(トリガーの数)
同時実行数 無制限 10(Webbookキュー数) 3 30
ステップ数 2 無制限 2 無制限
総ステップ数 無制限 1,000ステップ 100タスク 無制限
最大実行時間 15分 15分 15分 スクリプト6分、関数30秒
最安有料版 9.99$/月(約1,000円/月) 9$/月(約1,000円/月) 19.99$/月(約2,000円/月) 680円/月
DB機能 なし あり なし Google Spread Sheetで代用
Webhook(呼び側) image.png image.png image.png image.png
WebHook(受け側) image.png image.png image.png image.png
気になるところ エクスポート/インポート/複製が無い。Webが重い。 WebHook不安定 ステップ数が少ない プログラムが前提

【追記】2020/09/15:なんと、IFTTTが無料プランへの大規模な制限と、有料版(Pro)のリリースを行いました。しかもProプランは通常1,000円/月(初年度は200円/月〜)という実質的な値上げとも取れる内容です。GASとの組み合わせで既に無限の可能性を見いだせていただけに大変残念な結果となりました。SwitchBotなどのように「ユーザーは無料なので」ということでIFTTTをネット接続・制御のパートナーとして選択してきたベンダーも少なくありません。採用するベンダーや無料ユーザーが増えきったところで有料化に踏み切るというのはMicrosoftの専売特許かと思っていましたが、そうとも限らないようです。
利用者はIFTTTにしか対応していないハードウェアやサービスを利用する限り、支払を強要されることになります。

2. 無料枠で何かするのであれば

IFTTTをベースに(トリガーとして)、WebHookやSpread Sheetのセルアップデートを使ってGoogleAppsScriptに逃げる(アクションとする)のが個人的なおすすめです。

3. お金を払って本格的に使うのであれば

DB機能も一応存在しているIntegromatがコストパフォーマンスは良いと思います。ただ、WebHook周りで頻繁に障害に見舞われている経験がありますので(2020年現在)、個人的には残念ながらお勧めできません。かといって、IFTTTなどが安定しているかといえばまだそこまで使い込んでいないため何とも言えません。

4. GoogleAppsScriptの代わり

Webhookを使えるという点では一応AWSのAPI GatewayがGoogleAppsScriptの代替候補としては存在します。
DBについてもLambda経由でDynamoが利用できます。
ただ、こちらはGASにも増して本格的にNode.jsでガリガリと書いたり細かくAPI Gatewayの設定などをしなくてはなりません。天下のAWSという事になりますから、プロダクションや商用サービスで利用するには良いかもしれません。

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