はじめに

前回に引き続き今回は四大命令のINSERT文を記事にしたいと思います。
よろしくお願いします。

INSERT文

INSERT文はテーブルに新しいデータを追加したいときに使います。

基本構文は下記のとおりです。

INSERT INTO テーブル名
            (列名1, 列名2, 列名3)
     VALUES (値1, 値2, 値3)

他の四大命令とは違い、INSERTに続いてINTOを記述し、テーブル名を指定します。
そのつぎに新しく作りたいデータの列名を指定し、VALUEでその中身を記述します。
2行目の列名の指定は省略できます。省略した場合列名を全選択したことと同義になります。

そしてVALUEはテーブルの列名の順番通りに、並べます。
例えば下記のような家計簿テーブルがあったとして2行目の列名指定をしなかった場合

下記のように日付、費目、メモ、入金額、出金額の順にVALUEの中身を記述します。

INSERT INTO 家計簿
     VALUES ('2021-08-14', '交通費', 'バス代', 0, 280)

2行目で列名(カラム名)を指定したら、VALUEはその順番通りに書きます。
例えば、上記のテーブルに、列名を指定して、さらにデータを追加します。

INSERT INTO 家計簿
            (日付, 費目, 出金額)
     VALUES ('2021-08-15', '携帯代', 5800)

となります。

もし列名を下記のような順番で書くと、VALUEの中身もそれに対応させて、同じ順番にします。

INSERT INTO 家計簿
            (費目, 出金額, 日付)
      VALUE ('携帯代', 5800, '2021-08-15')

参考: スッキリわかるSQL入門