はじめに
「僕は技術者なので、ビジネスはわかりません」
「僕は技術者ではないので、技術のことはわかりません」
AI時代に淘汰されてしまう人の特徴を、
『ダブルハーベスト 勝ち続ける仕組みをつくるAI時代の戦略デザイン』
の著者である堀田創さんは、このように指摘されています。
ダブルハーベスト、すごい!
でも、本質がよく理解できない、どう行動すればよいかピンとこない。
ダブルハーベスト(多重収穫)とは
- ただ稼ぐのではなく、何重にも稼ぎ続ける、次なる時代の勝ちパターン
- ベゾスがAmazon創業前にメモ書きした『戦わなくても勝ち続けてしまうループ』
- AIを活用して企業の戦略デザインを行ったり、DXを推進する為にも欠かせない考え方や仕組み
と、本に述べられています。
真剣に理解したいが、技術者なので(言い訳)ビジネスシーンが思い浮かばない。。。
技術者がダブルハーベストを理解するには
ダブルハーベストは、機械学習の一種である強化学習
と似ているようです。
例えば、囲碁AIが打ち手を学習するとき、
様々な対戦データから勝ちパターン
を見つけ、さらに自分を強化していく。
- 強化学習(RL: Reinforcement Learning)とは
- 機械学習手法の一つで、システム自身が試行錯誤しながら探索し続け、最適なシステム制御を実現する機械学習手法
- 長期的な目標に向けた最適化を行いつつ、短期的な決定を下すこともできる
- 行動に対するフィードバック(報酬/罰)をトレーニングデータとし、報酬(スコア)の最大化を目的に行動を学習
- 犬のしつけでお座り命令で犬がお座りできたら報酬として餌をあげる
- 何度も繰り返しトレーニングするうちにお座りを学習できる
- 学習データの正解(ラベル付けされたトレーニングデータ)がない場合も、複雑な動作を学習可能
- 教師あり/教師なしと並ぶ学習手法の一つである
- 利用シーン
- 将棋AI/囲碁AIなどゲームAIが打ち手を学習
- 自動運転における状況判断の学習
- 自律制御ロボット
強化学習
を経て、さらに難しい局面で自己対戦を繰り返す、
より高度な勝ちパターンを身に着けていく。。。
これで、勝ち続けるループの仕組みが出来上がる?
おわりに
自分なりに、ダブルハーベストを理解してみました(理解できたかはさておき)。
AI時代に求められるのはリーダーシップ
と俯瞰力
とのことです(by 堀田創さん)
※ 引用元: https://careerhack.en-japan.com/report/detail/1558
組織としても個人としても、どのようにAI時代に生き残るか。
ダブルハーベストの仕組みを理解し、戦略を立てることがカギになりそうです。