[前回] Web3.0検証(10)-Blockchainのデータ構造
はじめに
今回は、分散型アプリケーションの開発フレームワークMeteorを勉強します。
Meteorとは
- オープンソースのWebアプリケーション・フレームワーク
- Webブラウザ、iOS、Andoroidで動作するアプリケーションを開発可能
- 開発生産性を高める機能が数多く備わっている
Meteorの特徴
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UNIVERSAL JAVASCRIPT
- クライアント側とサーバ側のコード両方をJavascript言語で記述
- コードの統一管理が可能になり、開発及び保守コストを軽減
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Realtime & Reactive
- Webアプリケーションのサーバ側データ更新が、リアルタイムに全てのユーザーに伝搬
- 再読み込み操作不要で、画面に自動的に反映される
- リアルタイムかつリアクティブなWebアプリケーションの開発を可能に
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Develop to Deploy
- 開発だけでなくアプリケーション公開も可能
- アプリケーション公開用プラットフォームで、コマンド一つでWeb上に公開可能
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Dapp開発を支援するパッケージを提供
- パッケージを使用し、P2Pネットワーク上で動作するDapp開発が可能
検証環境
CPU: Intel(R) Core(TM) 3.30GHz(4コア8スレッド)
メモリ: 16 GB
OS: Ubuntu 20.04 LTS
Geth: 1.10.18
ちなみに、Ubuntuは、Windows 10で以下のように管理者権限で導入しました。
> wsl --install -d Ubuntu-20.04
Meteorのインストール
- 端末を開き、以下コマンド実行
$ curl https://install.meteor.com | sh
- バージョン情報を表示
$ meteor --version
最初の分散型アプリケーションを作成
- 以下コマンドで、アプリケーション
myfirstapp
を作成
$ meteor create myfirstapp
アプリケーションのひな形として、myfirstapp
ディレクトリが自動作成される。
- Webアプリケーションを実行
$ cd myfirstapp
$ meteor
[[[[[ ~/meteor/myfirstapp ]]]]]
=> Started proxy.
=> Started HMR server.
=> Started MongoDB.
=> Started your app.
=> App running at: http://localhost:3000/
- Webブラウザで
http://localhost:3000/
にアクセス
おわりに
Meteorを用いて、簡単な分散型アプリケーションを作成しました。
次回から、Blockchainプライベートネットワーク上で動作するDapp開発です。
お楽しみに。