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頼み事をするときは相手の一貫性を活用せよ

Last updated at Posted at 2024-01-16

人には、自身の行動、発言、態度、信念などを一貫したものとしてあらせたいという心理があり、これを「一貫性の原理」と呼ぶ。

効果が強くなるケース

  • 「自らが何らかの物事にかかわりを持っている」場合
  • 「他人に注目されている」場合

これらのケースでは特に一貫性の原理が働きやすい。

「自らが何らかの物事にかかわりを持っている」

前者では人から手伝いを頼まれ引き受けると2度目以降も断りにくくなるといった例

「他人に注目されている」

後者では禁煙を実行する際に一人でするよりは家族や友人、同じ目的を持つサークルなどの中で宣言して行う場合のほうが成功しやすいなどがあげられる[1]。

「賢い」「プライド」

  • 相手が賢くなければ、一貫性を把握する力がない。その場合は相手がわかるレベルの一貫性まで落とさなければならない。
  • 低いプライド

一貫性の法則の原理

この心理の根底には、一貫性を保つことは社会生活において他者から高い評価を受けるという考え、複雑な要因の絡み合った社会生活での将来的な行動決定においてより簡易に行動を決定することができるなどの要因があるといわれる。

例えば買い続けている月刊誌が内容が面白くないと感じても、新刊が出るとつい買ってしまったり、好きな歌手のCDだからという理由だけで買ってしまうという行動などである。また一旦観だした映画はたとえ途中で面白くないと感じた場合でも、最後まで見てしまうなどなどが例として挙げられる。

フットインザドア

「フット・イン・ザ・ドア・テクニック」と呼ばれる手法は「一貫性の原理」を利用しているビジネスの例である。これは、顧客に対して小さな(一般的には顧客にとって損失のない)要求を行い、それが受け入れられてから大きな要求を行うという手法である

ローボール

また、「ローボール・テクニック」(特典除去法)と呼ばれる手法も「一貫性の原理」を利用している例である。これは、悪い条件を隠しておき、顧客が購入を決定した後で条件を出すという手法である。

「ローボール・テクニック」という名前は、キャッチボールで、初めは取りやすい高さの低い球筋のボールを投げ、徐々に高い球筋のボールに上げていくと、高い球筋のボールでもキャッチできるようになるという話に由来する[3]。

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