ITスキルの市場価値を評価するサイト
各プログラミング言語を「上限年収、下限年収、リモート率、求人件数、Qiitaフォロワー数」の五項目から評価しスコアリングするサイトです。
プログラミング言語からフレームワークにインフラ、開発手法に至るまでエンジニアリングに関わる全てのスキルをスコアリングしています。
Flamevalueのトップページです。
ちなみにトップページにあるレーダーチャートはスコアが高い順に並んでます。
(この画面だとTypescriptが最もスコアが高く、下に行けば行くほど低いスコアとなってます。)
FlameValueとはどんなシステムなのか?
一言で言うとフレームワークやプログラミング言語ごとに年収や求人数を出力するサービス
です。
目的は以下の通りです。
-
新しいシステムの構築段階での技術選定時に どのシステムであれば人を呼べるのだろう? という疑問に答えられるように作りました。
-
エンジニアの採用担当者が 自分が求めている技術者はどれくらいの市場価値があるのだろう? という疑問に答えられるように作りました。
-
新卒のエンジニアや大学生たちが、就職活動に有利になるor企業でよく使われているプログラミング言語ってなんだろう? という疑問に答えられるように作りました。
-
企業やプロジェクトではなく、フレームワークから求人を探したい という需要が自分の中であったので作りました。
どう見ればいいのか?
求人スコア
そのフレームワークの「求人としての」スコアを表示します。
項目は以下の5つです。
- 平均下限年収
- 平均上限年収
- リモート率
- 総求人数
- タグフォロワー数(Qiita)
ですので例えば以下のようなグラフだと

「習得すると希少性の高いエンジニアになれる」という分析ができ、
このようなグラフは「母集団のなかから比較的簡単な条件でエンジニアを採れる」という指標になります。
採用企業
「どんな企業がそのフレームワークを使用しているか」を確認することができます。
採用担当者の立場になった場合、同じ事業領域で同じ言語やフレームワークを使用している企業見つければ、それは採用市場において競合の発生するマークするべき企業という事になります。
例)Scalaはここ数年は目立った活躍を聞かなくなってしまいましたが、「リクルートのスタディサプリ」では採用しているそうです。
年収ヒストグラム
その年収レンジごとの母集団の数で棒グラフを作成しました。
平均値だけでは見えない給与の実態を確認できる様になってます。
Qiitaトップランカー&コメント
そのフレームワークの概要や特徴、メリットについて記述されたコメントを載せています。
スコアの内容とその因果関係として判断できる材料として参考になればと思い載せました。
プロジェクト一覧
実際の求人内容を表示しております。
「応募する」ボタンからは直接求人ページに繋がっており、フレームワークから求人を探すような使い方も可能です。
FlameValueの作り方
誰が作ったのか?
こんな人が作ってます。
埼玉県和光市に在住の25歳フルスタックエンジニア(※)です。 得意言語はDockerとPythonで、普段は技術系ブログの運営とDockerコミュニティの運営を行ってます。 趣味はゲームで休日は友達とFPS(銃で撃つ系のゲーム)をします。
なんのために作ったのか?
私事ではございますが、この度10月末で会社を辞めることとなり、来年1月より新しい企業で働くこととなりました。
以前も今も「社内SE」という職種は変わらずなのですが、「家具業界」から「人材業界」への転職となります。
そのため新天地での業務知識が欲しくなったのです...。
業界の知識を手に入れる手段はいくつか存在しますが、どれも腑に落ちませんでした。
-
資格取得による勉強法→「人材業界で有効な資格は存在しない」
-
本による勉強法→「人材業界ならこれは読んだ方がいい」という名著が存在しない(oreillyのような巨塔が存在しません。)
-
そもそも人材業界ならでわのスキルや成果物が存在しない。
せっかくしらない業界で働くのだから何か手に入れようと思ったのですがなかなか効率的な手段が思いつきませんでした。
そして最終的には、人材業界を学びたいのであれば実際にそれにまつわるサービスを作ってしまうのが一番だ! という結論にたどり着きました。
作るサービスですが
-
「広告中心型」は既にはびっこている状態。
-
「人材中心型(転職ドラフトなど)」は個人情報の取り扱いの観点から難易度やセキュリティの観点で問題がある。
-
今後もメインはIT業界なので、IT業界関連のサービスを出したい。
という観点から、 「IT業界の広告をまとめることでデータ分析的なことをしたい」 と思い至り
フレームワークから年収や求人数が分かってそれにスコア付けたら面白いんじゃないという結論に至りました。
どんなふうに作ったのか?
Flamevalueの構成要素を知りたい
-
AWS(EC2,ROUTE53,etc...)
-
Django(Python)
-
Nginx
-
MySQL
基本的にはLAMPに近い構成になってます。
あとはデータの供給元は外部APIを使用していて
-
QiitaAPI
-
CareerJetAPI
の二つを利用しています。
ただCareerJetAPIは日本の求人はまだまだ少ないので、可能ならば日系企業の人材サービスが低起用するAPIがあればそれを利用したいです。
IndeedAPIは完全に保守切れしている模様...。
何を参考にしたのか?
Openworkを参考にしました。
コピーした時に感じた点は以下二つ
-
企業を「スコアリングする」という考え方は思った以上に分かりやすい
-
何より、自分自身がユーザーとしてとても心地よいと感じたため
というか、ウェブサイトの構成はほぼ同じにしました。
これについては「ジャバザハットリ」さんも「積極的にコピーしろ!」とコメントしています。
対象ユーザーを特定する
そのユーザーが欲しいモノ、気に入っている他製品をとことん調査してコピーする
最後の最後に少しだけ自分の味付けを加える
「開設後3週間で収益10万円を得た個人開発サイトでやったことの全部を公開する」より
ワイも10万円欲しい...
これからどうアップデートしていくか?
残業時間をスコアに加えたい
言語や職場によって生産性は異なるはず、
その結果労働時間が増えることも考えると、残業時間もそのフレームワークの評価指標として加えたいと考えてます。
母集団の精度上昇
CareerJetはAPIを外部に提供する数少ない求人サイトです。
ですが日本での求人数はまだまだ少なく、データとしては偏ってしまいます。
IndeedAPIも以前は存在してましたが、今現提供できる機能はなくなってしまったみたいです。
他に有効なAPIを知っている方がいらっしゃいましたらコメントで教えていただきたいです。
改善改革案募集中
まだまだ未熟なサービスですが少しでも何かのお役に立てたらと思います
備考
title:あなたのプログラミング言語を年収や残業時間でスコアリングするサービスを作った【FlameValue】