OneDrive同期アプリがサインインに失敗し、エラーメッセージ
問題が発生しました。[2002]
が表示されました。
(問題って何だよ。。。もう少し具体的に言ってくれるとか、百歩譲ってログに理由くらい残してくれ)
このエラーは、Azure AD+Intune に参加した状態(Azure AD joined) で発生することが判っています。
ローカルアカウントでWindows端末にサインインした場合は起こりませんでした。
Windows端末をクリーンインストールしても、Intune で端末にポリシーが配布されるとやはり再現します。
稀なインシデントなのか、エラー2002 に関する情報は殆ど得られません。
取り敢えず ChatGPT に聞いてみましょう。
一次切り分けとしては十分な回答です。
ChatGPT が提示してくれた手順では解決しませんでしたが、以下の手順を試したところ、現時点でエラーの再発が無いようなので共有します。解決のヒントにして下さい。
手順
Microsoft管理センターに管理者ユーザーでサインイン
Microsoft Intune admin center(旧エンドポイントマネージャー) を開きます。
アプリ保護ポリシーを開く
アプリ保護ポリシーにOneDriveを追加
ポリシーを選択。
[プロパティ] → 対象アプリ [編集] をクリック。
「保護されているアプリケーション」の列「ファイル」に "onedrive.exe" が無かった場合、[追加] をクリックし、一覧から Microsoft OneDrive を選択し、[OK] をクリック。
最後に [レビューと保存] をクリックします。反映には少々時間がかかるかもしれません。
ローカルキャッシュの削除
次に、問題が発生しているWindows端末で、Windowsのユーザープロファイルを削除します。
ユーザープロファイルには、アカウントに紐付いた情報やファイルが収められています。削除は自己責任で。
特に、ネットバンキングなどでクライアント証明書をインストールした場合は注意が必要です。
念の為、フォルダ %UserProfile%
ごとバックアップしておくと安心です。
システムのプロパティを開く
管理者権限の付いたアカウントでWindowsにサインインし、「システムのプロパティ」を開きます。
「ファイル名を指定して実行」から sysdm.cpl と入力して開くのが早いです。
[詳細設定] → [設定] をクリック。
削除
問題が発生しているアカウントを選択し、[削除] をクリック。
確認
Windows端末を再起動し、問題が発生していたアカウントでWindowsにサインインします。
ユーザープロファイルを削除したので、初回のサインインは少し時間がかかります。
OneDrive同期アプリにサインインできたら成功です。
これでも失敗する場合、Microsoft Intune admin center(旧エンドポイントマネージャー)から、Windows Information Protection を無効にすることを検討して下さい。
参考