Adobe Character Animator とは
パペット(Photoshop や Illustrator で作ったキャラクターのこと)を読み込んで VTuber などのアニメーションを作るソフトである。
パペットは、Webカメラに映る自分の動きに合わせて一緒に動いてくれる。
ここは文章で説明するより、次の動画を観てもらうのが一目瞭然だろう。
https://helpx.adobe.com/jp/adobe-character-animator/how-to/create-puppet-animation.html
Character Animator でシーンを作成しようとすると、
AIF/OpenGL error -- graphics card driver may need updating.
というエラーが発生するとのこと。
対処したので手順を共有しておく。
OpenGL のバージョンを確認しよう
Character Animator の必要システム構成によると、OpenGLのバージョン3.2以降をサポートするグラフィックスドライバが必須らしい。
OpenGLとはグラフィックスを操作するAPIのひとつ。Windows、macOS、Linuxなどで使用できるクロスプラットフォームなAPIである。実際の処理は、ビデオカード(GPU)のハードウェアベンダー、例えばNVIDIAとかIntelとかが実装する。DirectXというWindows専用のAPIもある。
OpenGL Extensions Viewer で OpenGL のバージョンを確認。これは実際の画面と少し異なるがご容赦いただきたい。
バージョン番号は上図赤枠内に表示するのだが、3.2より前のバージョンだった。
Intelのオンボードグラフィックスドライバが未対応とは考えにくく、管理者アカウントに切り替えてドライバを確認する。
グラフィックスドライバを確認しよう
Windowsキーを押しながらX
を押し、クイックアクセスメニューから [デバイスマネージャ] を選択。
ディスプレイアダプターの項目を確認する。
Microsoft 基本ディスプレイアダプターが設定されていた。
これはハードウェアベンダーのドライバがインストールされていない場合に使われるWindows組み込みの汎用ドライバである。自作に近いBTOパソコンでは起こり得る話だ。
これが原因なので、Intelの専用ドライバに変更する。
アダプター名を右クリック ▶ [ドライバーの更新] を選択し、「最新版を自動検索」を実行。
Intelのドライバが設定され、OpenGLのバージョンが要件を満たせばOKだ。
Intel Driver and Support Assistant を導入しよう
メーカーの既製パソコンでは無いため、アップデータは自前で用意しなければならない。
インテルドライバー&サポートアシスタントをインストールし、すべてのドライバを最新の状態に保つようにする。