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ブロックチェーン上に生まれるいろいろなトークン

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はじめに

ブロックチェーン上には様々なトークンが存在します。

  • Bitcoinネットワークでマイニングによって生成されるBitcoin
  • イーサリアムのEth
  • NEMのnem:xem

などのネットワーク上で消費されるトークンの他に、

  • Bitcoinのチェーンを利用してトークン発行機能を盛り込んだカウンターパーティトークン
  • 送受信できるトークンとしての振る舞いを持ったイーサリアムのコントラクト内にあるトークン
  • NEMの標準機能によって発行されたトークン(nem:xemはこの一種です)

などもあります。

これらは一般的に トークン と呼ばれているものなので、各々の中のトークンの定義に差こそあれ、大体のイメージは共有できると思います。

でも、実はトークンと呼ばれるものはこれらだけではないですよ。というお話をいくつか例を上げて説明します。

1.貸し借りの記録

例えば、ある日、ナカモトさんがヤマモトさんに1万円を借りたとします。ヤマモトさんは後になってこの1万円の貸し借りで揉めるのが嫌なので証拠としてブロックチェーンに書き込むことにしました。

draw1.png

そして別の日、今度はヤマモトさんがナカモトさんに5,000円を借りたとします。マメなヤマモトさんはこれもブロックチェーンに書き込みます。

draw2.png

ここで、ブロックチェーン上に2つの記録が残りました。これは、貸し借りの記録であり、つまりは ナカモト-ヤマモト間の貸し借りの台帳 に他なりません。今現在、この2つのトランザクションを見ると、5,000円が相殺されてヤマモトさんがナカモトさんに5,000円貸している状態であることがわかります。

そしてこの台帳の上に書かれている数字は、貸し借りの媒体であり、これをブロックチェーン上のトークンであると呼んでも問題ないと思います。この記録により、1万円分のトークンがブロックチェーン上に生まれたのです。

またその時、トランザクションに記載されているヤマモトナカモトという名前はブロックチェーン上に擬似的に生まれたアドレスと言うことも出来ると思います。

draw3.png

このトークンはナカモト-ヤマモト間でしか通用しませんが、二人の間では擬似的にトークンを発行してブロックチェーンに管理させているのと同じです。

実は、 あるチェーンを間借りしてトークンを発行する というのは、すごく大雑把に言うとこういう仕組みになっています。

2.アドレスもトークン

アドレスもブロックチェーン上にあるトークンの一つです。ICOを利用して分配されるようなトークンとの違いは、 ユニークである という点です。

アドレスは、そのチェーンの中に必ず一つしかありません。そしてその所有権を証明するには、それに紐づく秘密鍵で何かに署名をすれば済みます。

例えば、ある芸術作品とあるアドレスを紐付けをするとします(この作品はこのアドレスに紐づくと宣言する)。そしてその所有者は、そのアドレスに紐づく秘密鍵さえ持っていれば、その作品の所有者であると、作品を持って歩かなくても証明できるのです。

ただ、ビットコインなどのアドレスは「秘密鍵→公開鍵→アドレス」という流れで生成され、それらは固定された関係にあるので、アドレスを商品として扱うには、そのままでは扱いづらいところが有ります。

draw4.png

この点でNEMは、元々そのアドレスに紐づく秘密鍵を知ってさえれば、そのアドレスに紐づく公開鍵(とそれに紐づく秘密鍵)を別の公開鍵に付け替えることができ、この点を克服しています。

draw5.png

そして、それを利用した仕組みこそが アポスティーユ と呼ばれるものです。

3.見立てれば何でもトークンになる

結局のところ、 12 も、本来そのために作られたものでは無いが、 見立てることで擬似的にトークンを生成しているだけ です。

なので実際のところ、貴方が何かルールを決めてブロックチェーン上に保持されている記録を眺めることで、沢山の種類の(性格を持った)トークンを生み出すことが出来ます。

さいごに

ここまで話すと、ではトークンを発行して何かを作ろうと考えた時に、ブロックチェーンによる違いがあるのか、どういう違いが最後に残るのか、という話になると思いますが、それは各自で考えてください。

見立てる という行為で機能を拡張することが出来ることだけ伝わればと思っています。

mincoshi
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