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schtasksコマンドでWindowsのタスクスケジューラに特権が必要なタスクを登録する

Last updated at Posted at 2015-06-29

Windowsのタスクスケジューラにタスクをコマンドから登録するメモです。

最近のWindowsはセキュリティが厳しくてスタートアップに登録しても特権が必要なコマンドは特権が取得できないようで、特権が、必要な場合はタスクスケジューラのタスクとして登録する必要があるのですが、タスクスケジューラは設定項目が多いので、ITスキルが低い人に登録のお願いするのが辛いです。

タスク登録用のバッチファイルを作って、バッチを管理者権限で実行ぐらいでやりたい感じです。

タスクをコマンドから登録するにはschtasksコマンドでできます。schtasks /?でヘルプを見ても載ってないですが、/rl highestというオプションを付けると特権が必要なタスクが登録できるようです。タスクスケジューラで見ると「最上位の特権で実行する」というオプションのやつです。
例えばこんなかんじ。

schtasks /create /tn cool-task /tr "C:\cool.bat" /sc onlogon /rl highest /F

オプションの意味は、/createがタスクの登録、/tnがタスク名、/trが実行コマンド、/sc onlogonはログオン時に実行、/rl highestが特権で実行、/Fはタスクが既に存在する場合でも上書きする。

(追記)
オプションよく分からんと思ったら/createのサブコマンドの/?を見ればよいことが分かった。

C:\Windows\system32>schtasks.exe /create /?

SCHTASKS /Create [/S システム [/U ユーザー名 [/P [パスワード]]]]
    [/RU ユーザー名 [/RP パスワード]] /SC スケジュール [/MO 修飾子] [/D 日]
    [/M 月] [/I アイドル時間] /TN タスク名 /TR 実行タスク [/ST 開始時刻]
    [/RI 間隔] [ {/ET 終了時刻 | /DU 継続時間} [/K] [/XML xml ファイル] [/V1]]
    [/SD 開始日] [/ED 終了日] [/IT | /NP] [/Z] [/F] [/HRESULT] [/?]

説明:
    管理者がローカルまたはリモートのシステム上にスケジュール タスク
     を作成します。

パラメーター一覧:
    /S   システム      接続先のリモート システムを指定します。システム
                       パラメーターを省略すると、既定値によりローカル システム
                       になります。

    /U   ユーザー名    SchTasks.exe が実行されるユーザー コンテキストを
                       指定します。

    /P   [パスワード]  与えられたユーザーのコンテキストのパスワードを指定し
                       ます。省略すると入力が促されます。

    /RU  ユーザー名    タスクの実行に使う実行ユーザー アカウント
                       (ユーザー コンテキスト) を指定します。システム
                       アカウントの有効な値は ""、"NT AUTHORITY\SYSTEM"、
                       または "SYSTEM" です。
                       v2 タスクには、"NT AUTHORITY\LOCALSERVICE" と
                       "NT AUTHORITY\NETWORKSERVICE" も 3 つすべての
                       3 つすべてに対して既知の SID と同じく利用できます。

    /RP  [パスワード]  実行ユーザーのパスワードを指定します。
                       パスワードを要求するには、値は "*" または
                       空である必要があります。システム アカウントではこの
                       パスワードは無視されます。/RU または /XML スイッチの
                       いずれかと組み合わせる必要があります。

    /SC   スケジュール スケジュールの頻度を指定します。
                       有効なスケジュールの種類は MINUTE、HOURLY、DAILY、
                       WEEKLY、MONTHLY、ONCE、ONSTART、ONLOGON、ONIDLE、
                       ONEVENT です。

    /MO  修飾子        スケジュールの種類を詳細に指定して、スケジュールの頻度
                       に関してより細かな制御を行います。有効な値は、下の
                       "修飾子" の節に記述されています。

    /D    日           タスクを実行する曜日を指定します。 有効な
                       値は、MON、TUE、WED、THU、FRI、SAT および SUN です。
                       毎月の指定 (MONTHLY) の場合は、日を 1 から 31 の
                       間で指定します。ワイルドカード "*" を使うとすべての日を
                       指定できます。

    /M   月            月を指定します。既定の日は月の最初の日になります。
                       有効な値は、JAN、FEB、MAR、APR、MAY、JUN、JUL、
                       AUG、SEP、OCT、NOV および DEC です。ワイルド カード
                       "*" を使うとすべての月が指定できます。

    /I  アイドル時間   待機するアイドル時間を指定します。このアイドル時間の
                       待機後にスケジュールされた ONIDLE のタスクが実行され
                       ます。
                       有効な範囲は、1 から 999 分です。

    /TN   タスク名     このスケジュール タスクを一意に識別するための
                       名前を指定します。

    /TR   実行タスク   スケジュールされた時刻に実行するプログラムのパスおよび
                       ファイル名を指定します。
                       例: C:\windows\system32\calc.exe

    /ST   開始時刻     タスクを実行する開始時刻を指定します。時刻は
                       HH:mm の形式 (24 時間形式) です。たとえば、
                       午後 2 時 30 分の場合は14:30 と指定します。/ST
                       が指定されていない場合の既定値は現在の時刻です。
                       このオプションは /SC ONCE と併用する必要があります。

    /RI   間隔         繰り返す間隔を分で指定します。これは
                       次のスケジュールの種類には適用できません: MINUTE、
                       HOURLY、ONSTART、ONLOGON、ONIDLE、ONEVENT。
                       有効な範囲: 1 - 599940 分。

                       /ET または /DU が指定されている場合、既定値は
                       10 分になります。

    /ET   終了時刻     タスクの実行を終了する時刻を指定します。時刻の形式は
                       HH:mm (24 時間形式) です。たとえば、午後 2 時 50 分
                       の場合は 14:50 と指定します。次のスケジュールの種類には
                       適用できません: ONSTART、ONLOGON、ONIDLE、ONEVENT。

    /DU   継続時間     タスクを実行する継続時間を指定します。時間は
                       HH:mm の形式です。これは /ET と共には適用され
                       ません。また、次のスケジュールの種類には適用されません:
                       ONSTART、ONLOGON、ONIDLE、ONEVENT。
                       /V1 タスクの場合、/RIが指定されると、既定値は
                       1 時間になります。

    /K                 終了時刻または継続時間にタスクを終了します。
                       これは次のスケジュールの種類には適用されません: ONSTART、

                       ONLOGON、ONIDLE、ONEVENT。/ET または /DU を
                       指定する必要があります。

    /SD   開始日       タスクを実行する最初の日を指定します。 形式は
                       yyyy/mm/dd です。既定値は現在の日付です。
                       これは次のスケジュールの種類には適用されません: ONCE、
                       ONSTART、ONLOGON、ONIDLE、ONEVENT。

    /ED   終了日       タスクを実行する最後の日を指定してください。形式は
                       yyyy/mm/dd です。これは次のスケジュールの種類には適用
                       されません: ONCE、ONSTART、ONLOGON、ONIDLE、ONEVENT。

    /EC   チャネル名   OnEvent トリガーに対するイベントのチャネルを指定します。

    /IT                ジョブの実行時に /RU ユーザーが現在ログオンしている
                       場合にのみ、タスクが対話的に実行されるようにします。
                       このタスクは、ユーザーがログインしている場合にのみ実行
                       します。

    /NP                パスワードは保存されません。タスクは特定のユーザー
                       として非対話的に実行されます。
                       ローカル リソースしか使用できません。

    /Z                 最後の実行後で削除するタスクをマークします。

    /XML  XMLファイル  ファイル内で指定されているタスク XML からタスクを作成し
                       ます。
                       タスク XML に既にプリンシパルが含まれている場合は、
                       /RU および /RP スイッチ、または /RP 単体と組み合わ
                       せることができます。

    /V1                Vista 以前のプラットフォームで表示するタスクを作成
                       します。/XML との互換性はありません。

    /F                 指定したタスクが既に存在する場合、タスクを強制的に作
                       成し、警告を抑制します。

    /RL   レベル       ジョブの実行レベルを設定します。有効な値は
                       LIMITED と HIGHEST です。既定値は LIMITED です。

    /DELAY 遅延時間    トリガーの開始後から、タスクが実行するまでの待機
                       時間を指定します。時間の形式は mmmm:ss です。
                       このオプションは ONSTART、ONLOGON、ONEVENT の
                       種類のスケジュールにのみ有効です。

    /HRESULT           診断能力を向上させるために、プロセス終了コードは
                       HRESULT 形式になります。

    /?                 このヘルプを表示します。

修飾子: /MO スイッチでスケジュールの各種類に利用できる値:
    MINUTE:  1 から 1439 (分)
    HOURLY:  1 から 23 (時)
    DAILY:   1 から 365 (日)
    WEEKLY:  1 から 52 (週)
    ONCE:    修飾子なし
    ONSTART: 修飾子なし
    ONLOGON: 修飾子なし
    ONIDLE:  修飾子なし
    MONTHLY: 1 から 12 (月) または
             FIRST、SECOND、THIRD、FOURTH、LAST、LASTDAY

    ONEVENT:  XPath イベントのクエリ文字列。
例:
    ==> ユーザー "runasuser" の下で 1 時間ごとに notepad.exe を実行する
        スケジュール タスク "doc" をリモート コンピューター "ABC" に作成します。


        SCHTASKS /Create /S ABC /U user /P password /RU runasuser
                 /RP runaspassword /SC HOURLY /TN doc /TR notepad

    ==> リモート コンピューター "ABC" にスケジュール タスク "accountant"
        を作成し、開始日と終了日の間、指定された開始時刻から終了時刻の
        間で 5 分ごとに calc.exe を実行します。

        SCHTASKS /Create /S ABC /U domain\user /P password /SC MINUTE
                 /MO 5 /TN accountant /TR calc.exe /ST 12:00 /ET 14:00
                 /SD 06/06/2006 /ED 06/06/2006 /RU 実行ユーザー
                 /RP ユーザーパスワード

    ==> スケジュール タスク "gametime" を作成し、毎月第一日曜日
        にフリーセルを実行します。

        SCHTASKS /Create /SC MONTHLY /MO first /D SUN /TN gametime
                 /TR c:\windows\system32\freecell

    ==> リモート コンピューター "ABC" にスケジュール タスク "report"
        を作成し、毎週 notepad.exe を実行します。

        SCHTASKS /Create /S ABC /U user /P password /RU runasuser
                 /RP runaspassword /SC WEEKLY /TN report /TR notepad.exe

    ==> リモート コンピューター "ABC" スケジュール タスク
        "logtracker" を作成し、指定の開始時刻から 5 分ごとに
        notepad.exe を実行します。/RP パスワードの入力を促され
        ます。

        SCHTASKS /Create /S ABC /U domain\user /P password /SC MINUTE
                 /MO 5 /TN logtracker
                 /TR c:\windows\system32\notepad.exe /ST 18:30
                 /RU runasuser /RP

    ==> スケジュール タスク "gaming" を作成して freecell.exe を毎日
        12:00 に開始し、自動的に 14:00 に終了するようにします。

        SCHTASKS /Create /SC DAILY /TN ゲーム /TR c:\freecell /ST 12:00
                 /ET 14:00 /K
    ==> スケジュール タスク "EventLog" を作成し、システム チャネルで
        イベント 101 が発行された場合は常に wevtvwr.msc wo を実行します。

        SCHTASKS /Create /TN EventLog /TR wevtvwr.msc /SC ONEVENT
                 /EC System /MO *[System/EventID=101]
    ==> ファイル パスにスペースを含める場合は、CMD.EXE に対する引用符 1 組と、
        合計 2 セット使用します。CDM の外側の引用符には二重引用符を使用する
        必要があります。内側の引用符には一重引用符、またはエスケープした
        二重引用符を使用できます:
        SCHTASKS /Create
           /tr "'c:\program files\internet explorer\iexplorer.exe'
           \"c:\log data\today.xml\"" ...
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