はじめに
Slack APIとLINE Notify APIの違いについてまとめました。
| 比較項目 | Slack API | LINE Notify API |
|---|---|---|
| 認証方法 | トークンをペイロード内で送信 | ヘッダー内にAuthorization: Bearer {token}
|
| チャンネルの指定 |
channelパラメータで指定 |
チャンネル指定は不要 |
| ペイロード |
token, channel, textを含む |
messageのみを含む |
| 成功時のレスポンス確認方法 |
result.ok(レスポンス内のokを確認) |
response.getResponseCode() === 200 |
認証方法
Slack APIでは、APIトークンをペイロードの一部として送信します。一方、LINE Notifyでは、HTTPヘッダーのAuthorizationフィールドにBearer {token}形式でトークンを指定します。この認証方法の違いが両APIの使用方法に影響します。
チャンネルの指定
Slackではメッセージを送信する際、チャンネル名(例: #general)を指定する必要があります。これに対してLINE Notifyでは、メッセージの送信先はトークンによって自動的に決まるため、チャンネル指定は不要です。この仕様のため、LINE Notifyの方がシンプルなコードでメッセージ送信が可能です。
ペイロードの違い
Slack APIでは、ペイロードにtoken、channel、およびtextの3つのキーを含める必要があります。これに対して、LINE Notifyでは送信するメッセージのテキストをmessageキーに持つだけで済みます。LINE Notifyのペイロードはシンプルであるため、開発やメンテナンスが容易です。
レスポンスの処理
Slack APIでは、レスポンスのokフラグを確認することで、リクエストが成功したかどうかを判断します。LINE Notifyでは、HTTPレスポンスコードが200であれば成功とみなされます。このため、LINE Notifyのレスポンス処理はHTTP標準に近く、直感的に扱うことができます。
まとめ
Slack APIとLINE Notify APIの違いは、以下の通りです。
- メッセージ送信の簡便さ: LINE Notifyはチャンネル指定が不要で、シンプルなメッセージ送信が可能。
- 認証方法の違い: Slack APIではペイロード内でトークンを送信、LINE NotifyはHTTPヘッダーでトークンを送信。
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レスポンスの確認方法: Slackはレスポンス内の
okフラグを確認、LINE NotifyはHTTPステータスコードで確認。
参考文献