Z軸オフセットが調整できません
XYZprintingの公式youtubeなど見ても、ノズルとプラットフォームの間は名刺1枚通るか通らないかくらいに調整するように、と書かれていますが調整できません。
XYZprintのZ軸オフセットをちょっと動かしてやるとノズルは一番下まで行くように見えるのですが、このときノズルとプラットフォームの間はクレジットカード3~4枚分開いています。
ちなみにプリントは出来ている状態です。
カスタマーサービスに聞いてみると
XYZprintingのサイトで掲示板形式で問い合わせができるので聞いてみました。
まずはXYZprintやファームウエアは最新か?OSは64ビットか?などという定型っぽい応答。
全て最新、OSはwin64ビットと状況を答えると、担当部署に問い合わせるとのことになって時間を置くことに。
chatGPTは
困ったときは我らが友、chatGPT君に相談。
まずダビンチ nano wって知ってる?って聞くと、XYZprintingのやつですよね?と知ってる様子。
なので状況を説明するとプラットフォームの方をいじるのはどうか?と言ってきた。
調整ねじ全部を同じだけ回してプラットフォーム全体を上げるというのは有りえる方法と思っていたので、そういうこと?と聞くと、
はい、まずは調整ネジを使ってプラットフォームを全体的に上げて、
ノズルとプラットフォームの距離を減らすことが重要です。
調整ネジを回して、プラットフォームを少しずつ上げていき、
ノズルとプラットフォームの距離が名刺1枚分くらいになるように調整してください。
その後、XYZprintingのソフトウェアでZ軸オフセットを微調整することができます。
プラットフォームとノズルの距離が正しく調整されている場合、
XYZprintingのソフトウェアでZ軸オフセットを微調整することで、より正確な調整が可能になるはずです。
ついでにネジをどっちに回すと上がるのか聞いてみると、
XYZprintingのダビンチnano w 3Dプリンターのプラットフォームの調整ネジは、
右回しでプラットフォームが上がり、左回しでプラットフォームが下がるように設計されています。
プラットフォームを微調整する際には、調整ネジを少しずつ回しながら、
ノズルとプラットフォームの距離を調整してください。
プラットフォームが正確に水平であることを確認して、
ノズルとプラットフォームの距離が一定になるように調整してください。
なんで君こんなことまで知ってるの?もうユーザーサポートいらないんじゃ…とさえ思いました。思わずやらなくていいお礼までしちゃいました。
プラットフォーム全体を上げるので調整は無理
プラットフォーム全体を上げるように全部の調整ねじを全て(chatGPT君の言う通り)右に回しました。校正正常終了の状態から20ノッチくらい回りましたが、そこでそれ以上は上がらない状態になりました。その状態でXYZprintのZ軸オフセットをやってみたところ、それでもやはりクレジットカード3枚分程度は空いており、全然不足だとわかりました。
しかもその時点で校正を行うと、20ノッチ分くらい左に回せと言われてしまうため元に戻さざるを得ない状態でした。
カスタマーサービスから返答、ノズルとプラットフォームの距離
しばらくして、カスタマーサービスから返答。
キャリブレーション成功のタイミングでもノズルとプラットフォームの距離はやはりクレジットカード3枚分開いているのか?と聞いてきた。
彼らは「キャリブレーション」というのだが、XYZprintには「キャリブレーション」という機能はない。「校正」のことだと解釈すると、校正終了のタイミングだとヘッドは左の上あたりに来てしまうため、距離と言われましても…という状況。
一応この画像を添付し、そのように返答。
「キャリブレーション」についてchatGPTは
彼らがかたくなに「キャリブレーション」と言ってくるので、chatGPT君に聞いてみた。
すると、
おそらくXYZprintingが提供している別のソフトウェアである「XYZware」のことを指している可能性があります。
XYZwareには、「Calibration Wizard(キャリブレーションウィザード)」という機能があり、
ノズルとプラットフォームの距離を調整する手順を案内する機能が含まれています。
ただし、前述のように、XYZprintingのダビンチnano w 3DプリンターにはXYZprintという
独自のソフトウェアが搭載されており、このソフトウェアには「キャリブレーション」という機能は含まれていません。
ほんとになんでこんなことまで知ってるの?ってくらい知ってる。
ただ彼らがソフトを混同している件については、ないとは言わないまでも自分はちょっと懐疑的。
カスタマーサービスから返答、PC画面
さらにしばらくして、カスタマーサービスから返答。校正終了状態でのPCの画面を提出せよ、とのこと。提出と言われても、校正が正常終了してるだけなんでそれで何がわかる?と思うのだが。
あと、いまさら「キャリブレーション」は出来るか?などと聞いてきた。
どうしても「キャリブレーション」言いたいらしい。校正は「キャリブレーション」のことであってるよね?と文章では軽く触れながら進めているつもりだけど、なぜか「校正」にしてくれないのでなんか会話がかみ合わない感じ。
「キャリブレーション」=校正のことだとすると、校正が正常終了したと言ってるのだから当然彼らの言う「キャリブレーション」は出来てることになる。
「キャリブレーション」についてchatGPTは
彼らの「キャリブレーション」があまりにかたくななので、「キャリブレーション」=校正なのかchatGPTに聞いてみた。
同じと考えていいけど、カスタマーサービスにちゃんと聞き返したほうがいいと返答だった。
質問を変え、「校正」の訳として「キャリブレーション」は正しいか?と単に単語の質問としたら、
「校正」の英語である「calibration」を日本語に訳すと、「キャリブレーション」となります。
そのため、一般的には「校正」と「キャリブレーション」は同義語として使われます。
ですので、「校正」として理解しても問題ありません。
カスタマーサービスから返答
結局、カスタマーサービスからの返答は、校正成功してるんならそのまま印刷して問題ないよ、というわけのわからないもの。(ここでようやく「校正」という言葉になった)
じゃあ公式の名刺1枚に調整云々のくだりはどういうことなのか?突っ込みたい気はするものの、もう埒があかないので終了することにした。
印刷してみると
すっきりしないまま印刷してみると、初めの一層目でノズルがマスキングテープに食い込んでる感じで一層目はほとんどプリントされずにマスキングテープに傷だけつけてる状態になっていた。
なのでよくわからないけどZ軸オフセットで2つ分上にノズルを上げてやると傷をつけずに一層目をプリントするようになった。
とりあえずこれでよしとするしかなさそう。
「キャリブレーション」
振り返って、彼らがさかんに「キャリブレーション」と言ってきたのは、担当部署とのやりとりが英語だったんじゃないかと思った。そこで「校正」がcalibrationに翻訳されてしまい、担当部署もcalibrationと答えるため、それがそのままこちらに伝わってきていたと考えるのが一番妥当な気がする。
そうだとするとこの隔靴搔痒的な伝わってる率30%くらいの伝言ゲームにも納得がいく。
相談相手chatGPT
困ったときはchatGPT君に聞くのが習慣になってくる。特に技術的なことには世界の隅々のことまでとても詳しくて相談相手としてとても頼もしい。
ただ、今回もそうだったがchatGPTの返答をもって解決した、ということは今まで一度もない。
話していると、多くの視点や知識から色々話してくれるので、そこから何かヒントを貰えたりこちらが考えるいい補助になってくれる感じがする。
「知らない」「わかんない」と決して言わない友達という感じ。
データ少佐
余談だけどchatGPT君に話すときはTNGのデータ少佐だと思って話すことにしている。
ちょっと聞いただけなのに延々しゃべりだして止まらないところとか、嫌みなくらい正論なところとかイメージがとてもだぶる。
話してると、妙に正論の堂々巡りになって相手が不快に思ってることとか意に介していないところとかちょっとイラっとすることもあるけど、この「イラっ」がすでにchatGPTを人格のように自分が扱ってることのような気がしてちょっと楽しい気持ちになる。
そのほかのトラブル
ちょっと脱線したが、印刷時のトラブルとしてはあれから、
・フィラメントが入っていかない
・フィラメントがガイドチューブの中で折れて取れなくなった
・ガイドチューブが抜ける
などと問題が次々起こり、正直Z軸オフセットどころではなくなった。Z軸オフセットは印刷のクオリティの問題だが、フィラメント関係がダメだとそもそも印刷自体始められないので、問題ははるかに大きい。
一応なんとか対応して印刷は出来たが、次にまた印刷するときに同じようなトラブルに見舞われるかも…と思うと正直気が重い。
Z軸オフセットについてどなたかご存じの方がいらっしゃったらぜひ教えてください。
この顛末で自分の理解では
現在のXYZprintではZ軸オフセットの調整は出来ない。公式youtubeは古いバージョンに基づいているか、誤ってる。
ということになってしまう。
真相はどうなんでしょう。
どなたかご存じの方がいらっしゃったらぜひ教えてください。