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身の回りの困りごとを楽しく解決! by Works Human IntelligenceAdvent Calendar 2024

Day 9

チームメンバーが全員留学行ってチームマネジメント大変だからアプリ作った話

Last updated at Posted at 2024-12-08

はじめに

本記事は「身の回りの困りごとを楽しく解決! by Works Human Intelligence Advent Calendar 2024」の参加記事です。

筆者の現状

筆者は修士2年の学生で、同じ研究室のメンバー4人とインタビューコスト削減を目指して活動しています。しかしながら、今年の2月から2人、さらに8月には2人が海外へ留学してしまいました。

そう、リーダーの私だけが日本に取り残されたのです! (悲しい)

しかし、仲の良いチームなので、メンバーが離れていてもZoomで定期ミーティングを行い、活動は続けています。

遠距離での活動の弊害

コロナ禍を大学で体験している我々は、(カップルみたく)遠距離であっても問題ないと思っていました。
ただ、学生チームならではの理由で進度が落ちていったのです。

大きな原因は、「活動が直接見えないこと」 でした。

研究室のプロジェクトなら、研究室に行けば「みんなが頑張っている」ことが目に見えます。
これによって、「みんなが頑張ってるんだから私も頑張ろう!」といったモチベーションの維持だけでなく、各々の忙しさをお互いに理解でき、適切な作業配分が可能になります。

しかし、活動が見えないことで、モチベーションが上がらず、チーム全体の進度が落ち、さらにモチベーションが落ちる負のスパイラルに陥りました。

対策とその問題点

この状況を予想していたため、あらかじめ月1の1on1を実施していました。
以下の内容を話し合います:

  • 普段の生活で困っていることはないか
  • 学校生活は順調か
  • 今月何をしたいか
  • チームで何をしたいか

これで1on1でメンバーの理解はできましたが、マネジメントとしては「実際の作業コストの算出」が必要でした。

  • どれくらい時間がかかっているのか
  • 元々の見積もりとどれくらい異なるのか
  • そのうえでその作業を続けるべきか
    これらも考えなくては、チームを動かすことはできません。
    しかし、会社での作業とは異なり、学生の作業はかなりフレキシブルなのでおおよその予想も難しいのです。

アプリ開発の動機

これの対策で別のチームでGoogleカレンダーを使っていましたが、15分などの細かい作業記録するのが面倒だし,作業量が見にくく、運用が難しいと感じました。
そこで思ったのが
「学生チーム用の勤怠アプリみたいなのがあったらなー」
「作ろう」
こうして,メインのタスクそっちのけでアプリの制作を開始しました。

  • 「作業始めた時に通知きたらやる気出そう」
  • 「作業時間ある程度経ったら褒めよう 退勤忘れ防止にもなる」
  • 「みんなの作業時間グラフで見たいな」
  • 「どんな作業かも分類できたらわかりやすい!」
    などの意見をみんなで出し合い、和気藹々とアプリ開発を行いました。

コンセプト

開発で重視したのが「使えるアプリにする」ということです。
我々が欲しいと思ったのでコンセプトの評価はいらないし、簡単なプロトタイプでは完全でない部分への配慮が心の中に存在してしまい「まぁいいんじゃない?」という評価になってしまいかねない。
世に出せるクオリティで開発し、高いユーザーテストを行い,質の高いアプリを作りたいというチームの想いを乗せました。


アプリリリース

そうして開発したのがこちらのアプリです:

(現在はiOS版のみリリースされています)
image.png


アプリ開発で大変だったこと

  • アプリ開発を腰を据えてやった人がメンバーにいない。プログラムも人に出すようなものは作ったことがない。そのためチーム内のエンジニアがAWSを勉強しながら必死になって実装した.ログイン、ユーザ管理、通知、データ連携にUI... 開発が終わる頃にはAWSつよつよマンがチームメンバーに爆誕した笑

  • デザインの好みがすごく分かれる。デザインを含む学科に所属している我々は「こういうのがいいのではないか」という案がたくさん出るのですが、それがかなり衝突しました.(ダークモード派は私だけなので自分の好きにしたが)この色の方がイメージが伝わるのではないか.可読性はこっちの方がいいのではないかなどなど.画面やアイコンのたびに揉めました笑(意見が出る良いチーム)

  • あとOn goingでAndloid版の開発が大変...
    クロスプラットフォームフレームワークを使用すればよかったかな...と2割くらい後悔(でもiOSの機能たくさん使いたかったし良い)。

アプリを使ってみての感想

  • やっぱりメンバーの作業時間がわかるのが良い!
    彼は忙しいと言っていたけどこんなに作業していて大丈夫かな?彼女はあまり作業できていないけどうまくいっていないのかな?とチームマネジメントに欠かせないメンバー理解が対面環境以上にできるようになった!
    image.png
  • 作業始めた時に通知が来たり、現在作業中のメンバーが可視化されるのが良い!
    現在,タイムゾーンがさまざまなチームなので,「今声かけて大丈夫かな?」というのが起こる.Slackのステータスはオンラインだけど授業課題や研究など他のことをやっているかもしれないし,「ちょっと今いい?」というのができなかったのが,気軽にzoomやパドルミーティングを開くことができるようになった!
    image.png

最後に

学生チームのように「楽しい!」というモチベーションが大事なチームにはピッタリのアプリです。ぜひダウンロードしてみてください!

(Android版も頑張りますのでお待ちください!)

研究室、サークル、スタートアップ,分散環境のチームにおすすめです!
(むしろダウンロードして↑のような活動を始めよう)

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