人工知能って神様なの?
最近やたらと「人工知能(Artificial Intelligence)」という言葉が聞かれるようになった気がする。
googleで「人工知能」を検索すると約1750万件の検索結果が得られる(2016/12/09現在)。
「AI」では約19億8千万件だ。
「ピコ太郎」が約1630万件であることを考えると、この世の人工知能に関する関心はPPAP並に高いと言えるかもしれない。
・・・高いのか?
まあ、よかろう。ところで、この「人工知能」について正しく理解しているひとはどれほどいるのだろうか。
「知能」なんて言うくらいだから、さぞかし難しいものの塊で、自分の持っているPCでは到底扱うことなんてできないと思い込んでいる方も多かろう。
ところがそうでもない。
試しに、今ここで簡単な人工知能を作ってみせよう。
まずはRというソフトウェアを起動する。
出てきた画面にこれを打つ。
library(nnet)
test.nn <- nnet(data$x, data$y, size=10, maxit=100)
終わり。
これで隠れ層1層、ノード10個、最大学習回数100回のニューラルネットワークが完成。
(今は何も解らなくてOKです)
あ、これだとデータが何も入ってないのでエラーで動かないけどね。
どうです、意外に簡単でしょう?
過去の研究者のおかげで、今人工知能というのはこんなにも身近でこんなにも単純に扱えるようになっている。
知らない方がもったいない。人工知能(の大半)はそんなに怖いものじゃない。
私はパソコンに詳しくない人にこそ、人工知能を知って欲しいと考えています。
なぜなら、人工知能を恐れ、その万能性を勝手に信じることこそ、人類が人工知能に支配される可能性を増大させるからです。
(というか、今現在、支配されてないのに「支配されてる」と思い込んでる例が多すぎる!)
今後、研究者や技術者の手により新しいアルゴリズム(しくみ)が開発され、新しい「知能」が誕生していくでしょう。
それでも、限界はありますし、ヒトと完全に同一にはなれません。
人工知能にはいったい何ができるのか
あなたなら人工知能を使って何をするか
そして人工知能を考えることを通じて
人間にしか出来ないことは何か
そもそも「知能」ってなんぞや
ということを考えてもらえると、この世の中の見方がかわってくると思います。
この講座でやること(予定)
この講座では当面の間、生物の脳の神経伝達を再現した「ニューラルネットワーク(Neural Network)」についてご紹介する予定です。
というのも、ここが私が勉強して得た知識をそのままアウトプットするための場所を兼ねているので、私が当面興味を持って勉強する予定の分野しか紹介できないからです。
ニューラルネットワークは今急速に成長している分野ですし、なにせ私たちの脳を再現しているものなので、十分楽しんでいただけるかと思います。
注意
- 私が暇なときに更新しますのでスパンは未定です、あしからず。
- 数学をできるだけ使わないようにしますがある程度は許してください。
- もし実際にやってみたいという方がいらっしゃいましたら、pythonかRをご準備ください。
- pythonを2系にするか3系かはまだ決めてないです。
- パソコンが丸1日フリーズする覚悟で臨んでください。ははは笑
- これはプログラミング講座ではないので、プログラミングのフォローアップまでするつもりはありません。自力でがんばってください。