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AzureのルートテーブルとNSGの定義をまるっとコピーして使う方法

Last updated at Posted at 2021-07-07

概要

AzureのNSGとかUDRでの通信制御の設定って細かいし数多いし、
設定がとてもめんどくさい.....((+_+))
というわけで、少しでも楽できるように、
一度作成したルートテーブルの定義をコピーする方法について紹介します。

今回はルートテーブルの定義をコピーする方法ですが、
同じ要領でNSGの定義もコピーが可能です。

ルートテーブルとNSGの説明についてはこちらから↓
ルート テーブルの作成、変更、削除
ネットワーク セキュリティ グループについて

手順

  1. コピー元となるルートテーブルを用意する
    ※ 今回はコピーの手順なので、 事前に1つ以上のルートテーブルが作成されている必要があります。
  2. Azure PowerShellにログインする
  3. 下記コマンドを実行する
# コピー元ルートテーブルの定義をコピー
$rules = (Get-AzRouteTable -Name "コピー元のルートテーブル名" -ResourceGroupName "ルートテーブルが存在しているリソースグループ").Routes

# コピーした定義を使って新規ルートテーブルを作成する
New-AzRouteTable -Name "新規作成するルートテーブル名" -ResourceGroupName "新規ルートテーブルを作成するリソースグループ" -Location "ルートテーブルを作成するリージョン" -Route $rules

これで完了です。
Azure Portalから確認すると、
コピー元と同じ定義のルートテーブルがもう1つ作成されています。

東日本リージョンに作ったルートテーブルを他のリージョンに作るとか、
定義はちょっと違うけど、
一度コピーしてから変更した方が楽!なときなどはとても便利です。

ちなみに、NSGは以下のコマンドで定義コピーが可能です。

# コピー元NSGの定義コピー
$rules = (Get-AzNetworkSecurityGroup -Name "コピー元のNSG名" -ResourceGroupName "NSGが存在しているリソースグループ").SecurityRules

# コピーした定義を使って新規NSGを作成する
New-AzNetworkSecurityGroup -Name "新規作成するNSG名" -ResourceGroupName "新規NSGを作成するリソースグループ" -Location "NSGを作成するリージョン" -SecurityRules $rules -Force

以上です。
とても簡単なので、Azureのネットワーク設定で少しでも楽したい!
ってときにはぜひ使ってみてください。

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