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「Start/Stop VMs during off hours」を利用して、VMの起動/停止順序を指定する方法

Last updated at Posted at 2021-07-08

概要

以前書いたAzureの機能「Start/Stop VMs during off hours」を使ったVMの自動起動/停止設定の続編です。

過去に書いたStart/Stop VMs during off hoursの実装方法についての記事はこちら↓
Azure Automationの「Start/Stop VMs during off hours」でVMの自動起動/停止を実装してみた話

Azure Automationの「Start/Stop VMs during off hours」を利用して、VMの自動起動/停止機能を実装することができますが、
少し設定を変えることで、複数のVMが存在する場合に、起動/停止順序まで指定することが可能になります。

※以下の設定は、事前に「Start/Stop VMs during off hours」をデプロイが必要です。

①仮想マシンにタグ付け

自動起動/停止を設定する仮想マシンに以下のタグを付与します。

|付与するタグ名 |値|
|---|---|---|
|起動順序|sequencestart |起動したい順序の数字(1番目に起動するVMは「1」)
|停止順序|sequencestop |停止したい順序の数字(1番目に停止するVMは「1」)

  1. 対象の仮想マシンにて「タグ(変更)」をクリックする。

  2. 上記の表に記載されたタグを設定し、「適用」をクリックする。
    SnapCrab_No-0000.png

  3. 「タグ」の項目に設定したタグ名と設定値が表示されていることを確認する。
    SnapCrab_No-0001.png

②スケジュール設定

自動起動/停止のスケジュールとパラメータを指定します。

  1. Azure Portalにて「Start/Stop VMs during off hours」がデプロイされているAutomationアカウントにアクセスする。

  2. 「スケジュール」をクリックする。

  3. 下記スケジュールをクリックして設定します。

    • Sequenced-StartVM:開始スケジュール
    • Sequenced-StopVM:停止スケジュール
      ※起動/停止順序を指定しない場合は、指定するスケジュールが「Scheduled-StartVM/Scheduled-StopVM」に変更する必要があるため注意。
      SnapCrab_No-0002.png
  4. 設定したスケジュールの状態が「オン」になってれば「次の実行」に記載された日時に対象VMの起動/停止が動作する。
    SnapCrab_No-0003.png


と、ここまで設定しておけば、指定した時刻にタグで指定した順番でVMの起動/停止が実行されるようになります。

ちなみに、同じ値のタグを複数のVMに付与することも可能なので、
3台以上のVMが存在するときに、「sequencestart:1」のタグを付与したVMが2台、「sequencestart:2」のタグを付与したVMが1台で設定すると、
1台だけVMの起動を遅らせたりする設定も可能です。

以上です。
スクリプト書くのが苦手な私には、GUIの操作だけでここまで設定できるのはとても便利でした。

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