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Start/Stop VMs v2を使いこなせるように頑張ってみた話(デプロイ編)

Last updated at Posted at 2023-02-02

はじめに

2年ぐらい前に一生懸命検証したAzure Automationを使った自動起動/停止スケジュール機能の「Start/Stop VMs v1」が近日中に廃止されるとのことなので、新たにリリースされたStart/Stop VMs v2を検証しました。

とりあえず、v1で実装していた内容をそのままv2で作り替えられそうなくらいまでは理解したので、忘れないように備忘録。

こちらはソリューションデプロイ編です。
ソリューションデプロイした後のスケジュール設定は以下記事参照。

Start/Stop VMs v2を使いこなせるように頑張ってみた話(スケジュール設定編)

目次

1.v1とv2の違い
2.v2のデプロイ

1. v1とv2の違い

Start Stop VMs v2の概要は以下を参照
・参考資料 : Start/Stop VMs v2 の概要

ざっくり説明すると、v1はAzure Automation +Log Analyticsを利用して動いていたソリューションが、
v2ではAzure Logic Apps + Application Insightsを利用して動きます。
つまりバージョンが違うと見せかけて、ほとんど別のソリューションです(笑)

2. v2のデプロイ

デプロイ手順

まずはソリューションをデプロイ。
難しくはないですが、デプロイは「サブスクリプションの所有者権限」が付与されたユーザで行う必要があります。

  1. Azure Portalにログインして「リソースの作成」をクリック
    001.jpg

  2. 検索画面で「start/stop vms during off hours - v2」 を検索して表示されたソリューションをクリック
    002.jpg

  3. 「作成」をクリック
    003.jpg

  4. 以下設定値を入力して、「次:確認および作成」をクリック

    設定項目 設定値
    サブスクリプション (リソースをデプロイするサブスクリプション)
    リージョン (リソースをデプロイするリージョン)
    リソースグループ名 (リソースをデプロイするリソースグループ)
    Azure Function名 (リソースデプロイ時に作成されるFunction名)
    ※デプロイ時に自動的にランダム文字が付与される。
    Application Insights名 (リソースデプロイ時に作成されるApplication Insights名)
    Application Insights Region (Application Insightsをデプロイするリージョン)
    ストレージアカウント名 (リソースデプロイ時に作成されるストレージアカウント名)
    ※デプロイ時に自動的にランダム文字が付与され、既存のストレ ージアカウントとの共用は不可。
    メールアドレス 起動/停止を通知するメールアドレス(任意設定)
    ここで指定したメールアドレスには正常に起動/停止した場合でもメールが飛びます。

    004.jpg

  5. 確認画面で設定値が反映されることを確認して「作成」をクリック
    005.jpg

  6. 作成が完了すると、4.で指定したリソースグループに以下のリソースが作成される

    • StartStopV2_Dashboard:起動/停止の実行履歴等が確認できる
    • ststv2_vms_AutoStop:CPUが決めていた閾値を超えた場合等に自動的にVMを停止させる
    • ststv2_vms_Scheduled_start:スケジュールで指定した時刻にVMを起動させる(一括起動)
    • ststv2_vms_Scheduled_stop:スケジュールで指定した時刻にVMを停止させる(一括停止)
    • ststv2_vms_Sequenced_start:スケジュールで指定した時刻にVMを起動させる(順序起動)
    • ststv2_vms_Sequenced_stop:スケジュールで指定した時刻にVMを停止させる(順序停止)
      006.jpg

おまけ (ソリューションの手動アップデートが必要になった話)

たぶんもう大丈夫ですが、一時期Functionのアップデートが原因で、ソリューションの動作に不具合が発生していた時期がありました。
(運悪く検証していた時期にちょうど引っかかってしまいました。。。)
以下URLから手動アップデートができるので、スケジュールを設定した後で動かない!!!ってなったらこちらもお試しください。

  • 手動アップデート
    :上記ページの「Get Latest Version(Existing Users)」から実行可能です。
     アップデート実行時は、デプロイ時に指定したリソース名(デプロイ後に付与されたランダム関数含む)を指定してください。

おわりに(続きます...)

こちらでソリューションデプロイは完了です。
と言っても、この後スケジュールと対象VMの設定をしないともちろん起動停止スケジュールは動きません。
そちらは別記事に記載したので以下を参照してください。

Start/Stop VMs v2を使いこなせるように頑張ってみた話(スケジュール設定編)


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