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Sublime Text2の複数カーソルの使い方

Last updated at Posted at 2012-09-05

複数カーソルとは

Sublime Text2では複数のカーソルを出して複数の箇所を同時に編集できます。
その基本的な使い方をまとめました。

ソースコード内の複数の単語を変更する

公式ページの1番目の例です。複数箇所に存在する単語を別の文字列に置き換えてみます。
全てのdouble型の変数をfloat型に変換してみます。

編集前
public class Test {
    private double aaa;
    private double bbb;
    public double ccc;
}
編集後
public class Test {
    private float aaa;
    private float bbb;
    public float ccc;
}
  1. 変更したい対象の単語(double)にカーソルを合わせてCmd+Dを押す
  2. この状態で編集対象の選択モードになる。Cmd+Ctrl+Gで同じ単語をすべて選択する
  3. すべての"double"に入力カーソルが作成されるので"float"を入力する

"st01"

tips

  • escで単一のカーソルに戻る
  • Cmd+Dでフォーカスが当たっている要素を選択状態にして次の要素へ(Cmd+Shift+Gで前の要素へ)
  • Cmd+Lでカーソルの1行を選択状態にする
  • Cmd+Dで単語を選択状態にする
  • Cmd+Gでフォーカスを移動(単一の選択のみ)
  • Cmd+Ctrl+Gでフォーカスが当たっている単語と同じ単語をすべて選択
  • Shift+Ctrl+UPで上の行を選択状態にする
  • Shift+Ctrl+DOWNで下の行をを選択状態にする

複数行をまとめて編集する+α

公式ページの2番目の例です。改行されている複数の文字列の前後にダブルクォートを追加し、コンマを追加して、鍵括弧を前後に追加するということをやっていました。同じ操作をやってみます。

編集前
Mon
Tue
Wed
Thu
Fri
Sat
編集後
date = ["Mon","Tue","Wed","Thu","Fri","Sat"]
  1. Cmd+Aですべて選択
  2. Cmd+Shift+Lで選択中の要素の末尾にカーソルを作る
  3. Ctrl+Aで行頭に戻りダブルクォート(")を入力
  4. Ctrl+Eで行末に移動してダブルクォート(")とカンマ(,)を入力
  5. fn+deleteで改行を削除
  6. Escで複数行編集モードを抜ける
  7. Control+Eで末尾に戻り、最後のカンマを消す
  8. Cmd+Lで1行選択し、開きかっこ([)を入力する。同時に閉じ括弧(])も入力される
  9. Ctrl+Aで行頭に戻って変数名とイコールを入力

"st03"

検索した結果を使って編集する

カンマ区切りになっているテキストに対して、カンマの後にスペースを挿入したいケースを考えます。
こういう場合は検索した結果から複数のカーソルを作成し、編集すると便利です。

編集前
date = ["Mon","Tue","Wed","Thu","Fri","Sat"]
編集後
date = ["Mon", "Tue", "Wed", "Thu", "Fri", "Sat"]
  1. Cmd+Fで検索バーを開く
  2. テキストボックスにカンマ(,)を入力する
  3. マッチしたもの全てをCmd+Ctrl+Gで編集状態にする
  4. Escで検索バーを閉じる
  5. カンマとスペースを入力する

"st04"

tips

  • 置換と違うのは入力時に補完が効くところ。長いクラス名や型名を置換するときに便利です
  • 検索バーを出した状態でCmd+Alt+Rを押すと正規表現も使えます

"st02"

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