本記事は,サムザップ Advent Calendar 2020 #2 の12/11の記事です.
はじめに
株式会社サムザップのとあるプロジェクトで開発環境の構築を担当しています.
この記事では,Google Apps Script(以下、GAS)でSlackのメッセージをGoogleスプレッドシートで集積する例を紹介します.
予め定義しておいたタグをメッセージの先頭に含めておくと,定期的にスプレッドシートに自動集積することができます.
使用例
私のエンジニアチームでは週末にKPTを実施しています.
メンバーはKPT項目をSlackでメッセージで流しておき,スプレッドシートに集めたメッセージのうち,該当週の日付でフィルタリングして確認しています.
GASコード
使用手順
①スプレッドシートを用意する
タグマスタシートには「名前付き範囲」を設定しておいて,タグ列の「データの入力規則」の条件に指定しておきます.
②GASプロジェクトを作成する
前述のGASコードをコピペして,
slack.gs
spreadsheet.gs
の定数に値を入力しましょう.
③main関数を定期実行するトリガーを設定する
プロジェクトに時間ベースのトリガーを追加して,定期的に集積が実行するようにしましょう.
④Slackでメッセージをポストして,スプレッドシートに集積されることを確認する
まとめ
GASでSlackのメッセージをGoogleスプレッドシートで集積する手法を紹介しました.
Slackのメッセージを記録として残したり,フィルタリングして集計したりといった用途に利用していただければと思います.
明日は @ohbashunsuke さんの記事です.