#はじめに
元CEで今は無職な人が、求職期間中に学習してAWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイトに合格した話です。
これまでにも「資格はあったほうがいいな」と思いつつも取りかかっていなかったのですが、
9/7から本格的に学習を始め、合格したのが11/7。
まるっと2ヶ月で合格したことになります。(途中で一旦Terraformに浮気もしました。)
#プロフィール
- 元CE(カスタマーエンジニア=コンピュータ修理技術者)。無職。
- 職業柄メモリやCPUという物理リソースの知識、トラブルシューティングについてはある程度あり。
- この知識の有無は直接の成績には影響しないと思われる。
- 学習開始時のAWS知識はEC2とRDS。実質SAAに必要な知識は無いに等しい。
#利用した教材、サービス
##書籍
-
徹底攻略 AWS認定 ソリューションアーキテクト – アソシエイト教科書 徹底攻略シリーズ
- 通称・黒本。試験に出る基礎知識が詰まっている教科書。コレが無いと始まらない。
-
この1冊で合格! AWS認定ソリューションアーキテクト - アソシエイト テキスト&問題集
- 通称・黄本。**最新の仕様が反映されているが、情報の網羅性には欠ける。**黒本と合わせて使うべし。巻末の用語集は便利。
- この他にも1冊買っているが、全く読まなかったので割愛。
##Udemy
-
これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座
- 解説+ハンズオン(操作付き)の講座。2回分の模擬試験も付属。
-
AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集
- 購入は任意。なくても良い。
- 5回分の模擬試験セット。何度も受け直しができ、過去の成績も分かる。
- この中から本番と同じ問題が出たので、購入者からフィードバックを貰って直しているかもしれない。
##Web問題集
-
AWS WEB問題集で学習しよう
- 有料だが、**800問以上の問題を一定期間(30-120日)自由に解けるサービス。**1問毎に正否と解説が表示される。
##AWS公式
-
Black Belt Online Seminar(YouTube)
- AWSが開催している有償セミナー、イベントでのプレゼンを録画したYouTubeリスト。
- 黒本やUdemy講座で補填できない知識をここで学習する。
- 本来はSlideShareなども含めたページがあるが、動画しか見てなかったのでここで十分。
#学習履歴
日付 | やったこと |
---|---|
9/7-19 | Udemy試験突破講座をサッと見る。ハンズオンは飛ばしている。 |
(9/20-28) | (一旦飽きたのでTerraformの勉強をする) |
9/29-10/03 | SAA学習再開。黄本を読み切って付属の模試をやる。不合格ライン。 |
10/4-11 | Udemy試験突破講座で飛ばしていたハンズオンをしっかり実施する。 |
10/11,17,18 | Udemy模試(1回目)不合格ライン。 |
10/18-30 | 黒本全てを黙読で学習。 |
10/31-11/6 | WEB問題集を全て解く。合格ラインに達するまで進まない。 全て解いたら、No.80−最後まで(最新仕様が反映されている)と、正解率が低かったところを解き直す。 |
11/6 | Udemy模試(2回目)合格ライン。 |
11/7 | 本番(合格) |
#反省点
- 他教材と行ったり来たりしながら進めていた。
- 過去にCCNAの黒本で挫折したので、最初に読み始めなかった。
- 基本的に黒本(教科書)を前提知識としてしっかり詰め込むべき。
- 知識が入りづらかったらUdemyの試験突破講座で更に基礎から。
- ちょくちょくYouTubeを見て時間を無駄に使った。
#最適と思われる学習法
##1.【必須】学習すると決めた時間中は動画やゲームの趣味は断つ!
-
一度手を付けると長時間やってしまう趣味は勉強時間を終えてからやる。
- 私の場合はYouTubeでした。おすすめや新着を見だすと危険!
- 問題集の段階になれば音楽を聴きながらくらいは邪魔にならないのでOK。
- 本は私の推奨する読み方だと歌は邪魔になるのでBGMなどにする。
##2.Udemy試験突破講座付属の模擬試験1をいきなりやってみる。
**ここでは最初から分かることを目的としていません。**全て見て、どんな単語があるか知る。
##3.黒本を全て読む。
- 教科書が苦手な人も、模擬試験に出た単語が沢山出ているので読む気になるはず。
- ちょっとこれでも読みづらい人は黄本を読んでもOK。「やっぱり黒本だな」になります。
- 模擬試験に出ていて黒本に出ていなかったものは、黄本の本文や巻末の用語集に載っているか確認する。
- ないもの、分からないものはBlackBelt Online Seminarに解説が無いか探す。
###---(ワンポイント)黒本が読みづらい人へ---
教科書は正直読んでて面白い本ではない、という方は多いと思います。
その場合はこの方法で読めないか試してみてください。
- 「ナレーターが読んでいる」と想定して、頭の中で好きなテレビ番組のナレーターの人の声を当てる。
- 運転免許更新で見る動画を、「誰の声だったらちゃんと中身聞くかな?」という感じ。
- 読むスピードも一定に守れるので、目で読むスピードが速すぎる人にも効果的です。
- 自分が盛り上がってしまう相手の声で読むのは逆効果です。
##4.Udemy試験突破講座を進める。
ここまでで分からなかったことのフォローとして、Udemyの試験突破講座を進めます。
- 明らかに分かるところは飛ばしてもいい。
- よくわかってない機能のハンズオン動画は必ず動画を見ながら同じように使ってみること。
##5.Udemy試験突破講座付属の模擬試験を解く(1と2)
不明点が出たら、必ず復習します。
- 模擬試験の問題と同じものは、ほぼ出ないと思ってください。
- 不明なまま放置すると応用が出て崩されます。
##6.WEB問題集をNo.1〜最後まで解く
必ず全問を1度は解く。正解が5問に達しなかったときはすぐもう一度解く。
- 仕様変更に対応していない問題も前半にあり、S3「プレフィックスにランダムな一意の値を設定する」など、現在の仕様ではないので無視してください。No.80以降は少ないと思います。
##7.WEB問題集の中で、結果が悪かったところを周回する。
No.80〜最後までをもう一周して、問題無いか確認する。
- 他にも正解率が低かったところをもう一周する。(私はNo.70−75をやりました。)
##8.(任意)Udemyの5回分模試を購入して解いてみる
- ここまで来たら合格ラインに入れていると思います。
- 私の場合、WEB問題集前の成績は50%程度でしたが、本番前日は75%程度(合格ライン)でした。
"本試験の様子
- ピアソンVUEで受けました。席が空いていたので予定時間より早く始められました。
- 90分残して終了。
- アンケート後、合否が出る。自身の資格に反映されるのは6-7時間後。
#最後に
正直、正解に自身はありませんでした。
ロジカルに、「こうだから正解なんだ」と言えない感じが残っていてモヤモヤしますが、
今後現場経験とともに習得していくしかないかなと思っています。
上記のとおり、SAAがあればAWSの知識証明ができるかというと、そうではないです。
しかしながら、現役の人との十分な会話、意思疎通ができる目安にはなりますし、
目指す就職先によっては所持が必須とされる場合もありますので、取る価値はあると思います。
今のSAA試験番号が来年3月までで、既に新しいベータ問題がリリースされています。私の方法で受けるならお早めに。
以上、ありがとうございました。