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在宅勤務を半年以上やってみてわかったこと

Last updated at Posted at 2020-03-04

本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。

はじめに

2019年の7月から、今のお仕事をはじめたのですが原則リモート勤務なため最初の3か月でいろんな失敗や試行錯誤を経験しました。職種にもよるので個人の経験という一言に尽きるのですがエンジニア界隈のみなさまの在宅勤務が私の失敗をもとに少しでも快適なものになるように。
この記事では在宅勤務全般の内容とリモート会議を中心に失敗から得たTipsをまとめておきます。読み物として楽しんでいただければ幸いです。

在宅勤務全般

前提条件(というか私のスペック)

  • ひとりぐらし。ワンルームタイプのマンションに住んでいます。
  • Teams会議が多いです。1~8本/日 (会社の標準がTeamsですが、ZoomやWebExに読み替えてもらっても大体大丈夫です。)
  • Windows 10 + Surface Pro 6 がメイン端末です
  • PenはSurface PenではなくWacomのペン使っています
  • 外付けディスプレイの置き場がないのでデュアルPC(会社のノートの横に個人用途で完全に会社のネットワークとは別のPC)を置いて調べものやIMに使っています(横に置いてる子はHP SPECTRE、Surface GoもしくはMacBookを気分に合わせています。)

今日誰とも話してない...

リモート会議が多い人はマイク越しに話せばいいだけなのですが、無口な人だと職場の同僚以外に話さなくなることでしょう。悪いことではないのだけど気が滅入って精神を蝕んでしまう気がするので私はいくつか工夫をしています。

  • 自宅近所にリアルな顔なじみで雑談可能な人をつくる
    • 私の場合、近所のタバコ屋のおばあちゃん、肉屋のおじさん、飲食店のシェフ、マンションの管理人さん、近所のホテルの職員さん、カフェの店員さんと世間話できる程度にはなっています。
      スタバのReserveはバリスタさんとコーヒーを話題に語れるのでおしゃべり好きにはいいと思いますよ。ほかにもいいカフェ探してます。
  • リモート雑談可能な人をつくる
    • チャットやIM、LINEでもいいのですけど。ちょこっとTeamsコールで声で話すっていうのが案外ジワっと来ます。なので、話せる相手つくっとこ。
  • 集中作業は外に持ち出してやることも
    • 在宅なのに外で仕事って何事?って言われそうですが、自宅で集中力がもたないって時には思い切ってカフェにPC持って行って集中作業します。特に自分が苦手なことをやるときに会議系が無い時間を狙っておでかけします。

運動不足回避は切実

在宅勤務は引きこもりがちなので、普通に飲み食いしてるだけで簡単に太れます。事実、現職になる少し前に足を怪我して、松葉杖だったのもあって2か月完全に引きこもったら5キロくらい成長しまして、減らすのとっても大変でした。なので時間をつくって運動するようにしています。目安はApple Watchのリング全部クローズすること。私は早朝にランニング行ったり、リモートでもよい会議でも先方が直接訪問可能であれば訪問して直接話すようにしています。世界中にいる同僚とはStravaで運動した情報をシェアするなどコミュニティレベルでモチベーション維持したり、大会にエントリーしたりするなどマイルストーンを設定してやらない理由をなるべく省くようにしています。
パーソナルトレーニングでおつきあいしてるトレーナーさんからは会議はスクワットしながら参加すると脳内麻薬出て楽しくなるよって言われましたw
そこまではできないので、バランスボードを使ってスクワットを適度に入れるようにしています。

長時間座るために

とはいえ、会議が続くとトイレぐらいにしか立てなくてずっと座ることになります。最初はオシャレなチェアとか使ってたのですが腰とお尻がダメージ酷いのでたまりかねてハーマンミラーのアーロンチェアを買いました。いいお値段しますけど、椅子は買えるけど身体は買えないんで。ハーマンミラーは仙台にある庄文堂さんがサイズも豊富(オフィシャルよりも選択肢が多いので、お尻のサイズとか含めて相談できた)でよかったです。セイルチェアーやセラチェアーはおしゃれですけど、お尻にボタンのあるパンツとかだとボタン泥棒されます。

休憩をとる工夫

休憩はとっても大事です。頭ガチガチ経営者が単純に考える自宅ではさぼってるのではないか疑惑より、エンジニアのお仕事って夢中で何かやってて集中しすぎて休憩とれない(というか忘れる)ことのほうがはるかに多い。自宅にいるのにトイレいけなくて、気づいてトイレ行ったら尿が濃いとか最初はやりがちなのでなるべく利尿作用あるものを口にしつつ、休憩をとる工夫をしています。
たとえば、会議を早めに終わらせる(自分が主催なら終了時刻より早く終わらせて数分お返しするって名目で休憩時間を設定する)。会議と会議の間に段取り時間という名の休憩とかブロック時間をもうけるなどです。

美味しいごはんでモチベーションアップ

在宅時は忙しさにもよりますが、煮込んだりできるので手の込んだ料理や低温調理も思いのままです。自炊派のみの特典かもしれないですが、お昼のためだけに鍋でごはんを炊いてカレー煮込んでって結構幸せですよ。たまに低温調理がっつりやって昼間からステーキ焼いたり、スモークしたりもします。

無限コーヒーもしくはお茶

在宅時の消費量半端ないドリンク類も自宅なら、自分で淹れるから比較的コスト抑えられるうえにリラックスできます。私は無印の豆から淹れるコーヒーメーカーで一日2回までって決めてコーヒー淹れています。それを越す時はほうじ茶、中国茶、紅茶をそれぞれ気分に合わせて淹れるようにしています。デスクまわりだと魔法瓶タイプのマグカップが冷めにくいので、お気に入りのマグカップに入れて残りは魔法瓶タイプにという形で楽に済ませてます。

浦島太郎回避のためにBGMはRadiko

在宅勤務になると時間がわからなくなる可能性が高いです。特にエンジニア系のお仕事だと夢中で何かをやっていると寝食を忘れてしまう。時間がわからなくなるのを回避するためにBGMはRadikoでJ-waveを流しています。以前はAlexaからYamahaのMusicast呼んでたのですが、RadikoチューナーのトラブルがMusicast側にあったので今は直接Amazon EchoもしくはGoogle Homeで呼んでます。もちろん会議の前後に切りますし、盗聴器なんでGoogle HomeもAmazon Echoも音声認識オフの設定をして臨みます。SpotifyとかApple Musicもいいのですが会議時間うっかりMissしそうになることがあったのでやめています。

服装に無頓着にならないために

同僚(若い美女)とTeamsで1 on 1 してた時に、上半身普通の恰好してるんだけど足元パジャマってできるよねーっていう会話になったのですが。なるべく時間つくって全身ちゃんと洋服着て化粧するっていうルーチンは守っています。たまに朝のトレーニング後のシャワー直後とかで支度が間に合わない時は下着とかスウェットで会議参加したりもしますけど、休憩時間に少しずつ洗濯などの家事と併せて装備していきます。
考え方はいろいろあるとは思いますが、私にとって化粧も洋服も装備なので、仕事における戦闘力アップのためには必要不可欠なのです。モンハンとかだと裸で戦う訓練所ネタありますけど、日常にするには変態力が強すぎて社畜なロールに移動したときに適応するのに自分が苦労する未来が容易に想像できるので...

リモート会議Tips

雑音とのあくなき闘い

大抵の場合、PCの内臓を使うことが多いのですが、たまにタイプをがっつりしながら会議するタイプだと結構タイピング音拾うんです。雨だれみたいな。SurfaceのType Coverはそこまでタイプ音五月蠅いタイプではないんですけど、他の端末だとちょっと邪魔。
なので、Jabraの外付けマイク兼スピーカー(Jabra Speak 710ms)を使っています。Amazon.com から個人輸入すると少し安いですが、日本で買うんだったらYamahaさんのYVC-200とか、LenovoさんのLenovo-700とか色々あるようです。
ヘッドセットタイプも使っていますが、Plantronicsのコールセンタータイプのやつでノイズキャンセリング機能もついているの(Voyager focus UC)ですがファンデが付いたりして掃除と着用がちょっとめんどくさいので最近使っていません。
そうそう。ミュート機能のオンオフをこまめにすると、自分のノイズ聞かせないで動けるからいいですよ。でも、ミュートオフにてこずると、発言しない人っていうか会議中よそみしてるんじゃないか疑惑につながるので集中して新人研修での電話取り競争のごとき速さで切り替えるといいです。

同僚のかたのマイクが故障していてとてもノイズが多く、ユーザエクスペリエンスが悪い会議がありました。話してる本人はマイクが壊れてるかどうかなどは気づけないので、気づいたほうがミーティングの前後に指摘して、一緒にテストするなどするといいと思います。特に、上記で紹介したデバイスを中古で買っていたりすると壊れている可能性も非常に高くなります。マイクの配置や結線のしかた、Bluetoothだと蛍光灯やLED、超音波タイプのアロマディフューザーや加湿器の干渉を受けるので配置は気の置けない関係の同僚などにつきあってもらってテストをしたほうがよいです。

回線品質の確保

忘れがちですが、回線品質は重要です。自宅ではマンションの建屋でひかれているネットワークを使っているのでTeams会議する端末だけ有線でWiFiルーター(AirMac Extreme)から直接結線(CAT5e)しています。サブ回線としてモバイルルーターでWiMAXを準備しています(ほとんど有線で事足りる)。
時々、自宅の回線品質が悪いとき(以前同じマンションにいたひとが平日昼間の特定の時間帯に動画視聴してるらしく帯域を取られてるって感じることが何度かあった)にはTeamsの受信するビデオを切る機能を併用したり。音声だけ別の端末(iPhoneなど)で入ったりと分散させたりと都度都度工夫します。
いくつか方式持っておくと、つながらないってときのバックアップになります。

コミュニケーション(カメラ)

Teamsでは背景をオフすることや合成すること(プレビュー)ができるので、初対面の方とのミーティングでは一度表情がわかる形になるようにします。
私はSurfaceの内蔵カメラを使用していますが、確度と光の入り具合でブサイクに映ってしまうので、レフ版効果の白い服を着て、台を使って底上げしてデスクライトでライトニングをするといった工夫をして少しでも美しくなるように気を付けています。(元がダメだからしょうがないんだけど。うん。気休め。)

コミュニケーション(ホワイトボード)

リモート会議だからといってホワイトボード書けないわけではないです。Windows 10のWhiteboardアプリ+Surfaceのペンを活用することで方眼紙っぽいところに落書きしながらディスカッションすることもできます。標準ではペンが滑りやすいので私はペーパーライクシート(Elecomさんとかから出てる)を貼っています。ほかにはPowerpointの白紙を開いてPenで落書きしながら認識あわせたりもします。
資料を事前につくってっていうのよりもやりやすいのでおすすめです。

最後に

今回、コロナウィルスや新型インフルエンザといったパンデミック対策で在宅勤務をいきなり言われて戸惑っている方も多くいらっしゃると思います。
逆転の発想で会社にいるときもよい生産性とワークライフバランスで生活することでネガティブな理由をポジティブな結果に結びつけていきませんか。

おまけ

使っているアイテム類のAmazonさんのアフィリンクを貼っておきます。購入のご参考にどうぞ。

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