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Istio入門:既存のGKE上アプリケーションにIstioを導入するまでの流れ その2

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今回は、前回のIstio記事の構成について思っていた疑問点を、GoogleNextにせっかく参加したので聞いてみましたという記事です。

前回構成の疑問点

前回の構成図は下記のようなものでした。

istio-blog 1.png

これにて一見落着っぽいのですが、
ふと「あれ、これマルチクラスタとかできないのでは?」

Regional IPをそのまま istio-ingressgatewayのserviceに紐づけてしまったので、
Istioを使うためにはマルチクラスタ構成ができないのか…?GCLB使いたいときは…?

これが疑問点でした。

The Expert Response

Ask the Expertブースにはかの有名なイアン氏がいたので(日本語ペラペラ)、聞いてみました。
Istioはあまり把握していないとのことだったのですが、
「istio-ingressgatewayもserviceなのだから、LoadBalancerIPでexposeするのでなく、NodePortで公開してしまって、GCLBからはGKEのinstance groupに対してトラフィックを流せばいいのでは?」とのこと。
ズバリ下記構成です(podは省略)。

stio-blog 2.png

た、たしかに。
Istioの公式にも、istio-ingressgatewayをそのまま公開すべし、といった話はなく、NodePort使う場合には?みたいな説明もありました。
https://istio.io/docs/tasks/traffic-management/ingress/#determining-the-ingress-ip-and-ports-when-using-a-node-port

まだ試してませんが、こうすればGlobal IPも使えるし、マルチクラスタもできそうです。
どのみち既存構成からダウンタイムなしでIstio化することはなかなか難しそうではあります。

この記事は元記事の転載です。

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