はじめに
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「Ableton Liveによるトラックメイキング 基本から実践スキルまで」
という本で細々とAbleton Liveの勉強をしていました。
この記事はその本の私的メモです。
バージョンは9.5です。
自分はPro tools, Garage band, Audacityは少しやっていました、ていうレベルです。
各ジャンルに関して
そのジャンルでの定石など
Dub
Drum
重さを出すためにキックを重ねる(位相と周波数の重複に注意する)
8分や16分に加えてワブルベースを8tで使うのが定石なので、たまにキックも合わせて3連いれると良い場合あり
ブレイク、というか隙間を意識
ミニマルダブなら → Brainfreeze,909
ルーツ系スローなダブ → 808,Kit-core sessionDry
有効なAudio Effect → Complex5,Go Mid,Moving3-5-6,wanderer,ping pong delay
Bass
kickのピッチを変えたものをサブベースに使うことも
wobbleはLFOを8tにするとそれっぽい
LFO、filter cut off辺りをオートメーションさせると効果的
Synth Pad
有効なAudio Effect → Cathedral(Freeze On)
Voice
ピッチを変えた後wrapでタイミング変わらないように
wrapモードをcomplex proにしてtransposeのオートメーションカーブで男声から女声に
simplerのGlideをオンにすれば音声ファイルをピアノロールで音程を変えたり,ハーモニーを作れる
全体
有効なAudio Effect → amp,comp,saturation,limiter,autoFilter
さらにエフェクト調整してる感のあるもの →Filter,Reverse,pitch,カットアップ
BPM140が標準
作り込む順としてオススメなのはビート→ベース→(少しEditしてもいいかも)→ウワモノ
Hip hop
全体
ブレイク、というか隙間を意識
ビートを後ろにずらすとノリが出て効果的になる場合あり
ベースも後ろ、場合によってはビートよりさらに後ろにずらすと効果的な場合あり
BPM140が標準
Electronica
全体
近年のものは50Hzが強調されているのが多め
BPM128が標準
展開させるときは無音にする、いずれかのパートを抜く
作り込む順としてオススメなのはリズム→ベース→音声処理→コード
beat repeat(繰り返す),shredder(LFOがランダム)でグリッチ的なエフェクト
歪ませると音が前に出てきて目立つようになる。Saturator, Dynamic Tube, Overdrive, Redux(ローファイ)
ディレイのwetに強い圧縮かけると埋もれず効果的な場合あり
Lowにはコンプかけすぎない
エレクトロニカなどの電子音楽は周波数のバランス的にkick → Low, Bass → Mid-Low, Snare → Mid-High, HH → Highにして、ある程度曲の雰囲気とベース作って迫力出してからメロディだったりウワモノだったりを色々足すのが良い
midi effectのrandomで適当にドラムラックのサンプルを叩けたり,波形のランダムな場所を再生したり(→しっかり意図した通りにするのはM4Lの方がいいかも)
Drum
キックのアタックとリリースで違う音をドッキングさせたものを使うと特徴のある音に
キックの低音に重ならないよう、芯がなくならない範囲でsnareのLowを削る
パーカッションはダイナミクス起こりやすいのでコンプすると効果的
コンプ→EQがベター
ドラムのBusトラック(まとめる用)→GlueCompressor→Multiband Dynamics(EQ的に使う)、LowはブーストHighはカットするとアナログっぽい感じに。ドラムBusは強く圧縮かけすぎなくてよい
最終弾はEQ→コンプ→リミッターがおすすめ(コンプは優しいめ)
サイドチェインコンプの設定でEQ-ハイパスにする
最終弾の確認はRMS
最終,リミッターcelling-0.3dBにするのおすすめ
Bass
midi effectのrandom , dorian modeを使うことで自動演奏っぽいことができる。(あんまり気持ちよくならないので,maxでやるともっと良くなりそう)
AutoFilterをかけたり
抜けが悪いときはsaturatorで前に出す
Synth Pad & Lead
padとリードを重ねて存在感を
Piano
500~3Khzあたりを下げるとヌケない響きに(音が後ろにいって目立たず、溶け込む)
resonator→ping pong delayでアンビエントな感じに(ドローン的な、アタックのない音、ハンスジマー/シガーロスっぽい)
midi effectのrandom , dorian modeを使うことで自動演奏っぽいことができる。(あんまり気持ちよくならないので,maxでやるともっと良くなりそう)
Sound > E-Piano CMaj7 Chordがとても良い
EDM
Drum
王道なのは4つ打ち+8分裏HH+2&4拍頭Snare
snare重ねると迫力が出る。
サイドチェインコンプでキック4つ打ちきっかけでシンセに適用するとそれっぽくなる。アタック遅めな感じ。サカナクションのボリューム奏法的な
Bass
Busトラック使って、3本を重ねて使うのも効果的
ポリリズムシーケンス入れるとか
モノラルのシンセ,Glideのつまみでポルタメントみたいになる、前の音を伸ばして次の音と重ねることで作用する
saturator→EQで50Hz以下カット、
Synth
ロングトーンではなく短くリズミックなフレーズにする
alpeggiatorとか
その他全体
mix時はキックをメーターの-8dBになるようにして他を合わせていく感じでやるのがおすすめ
Audio Effect Rack > Mixing&Masteringおすすめ
Techno
Drum
808はディープ・洗練された曲,909はパワフル・硬い曲と使い分ける
decayを気にする。Hihatなども短めにするとタイトになったりする
ベロシティで表裏で強弱つけたりとか
キックを優先して,場合によってはスネアは使わなかったり、decayで短くしたり、clapで代用したり
タムフレーズはくちずさめるようなのがちょうど良い
Bass
硬い音のキックならベースの音も柔らかめ、ディープなキックならディープなベース、ベースが重い低音ならキックは低域を強調せず軽めに、
隙間,ノートの長さでノリを出す
envelope → ADSR
pitch envelopeの項目にグライド(スラー的なの)がある
Synth Pad
simplerとても便利
出来ればテクスチャ音と同じkeyにする
音の余韻(リリースタイム)長めだと効果的
phaserなど有効(パナメータ[feedback]がキモ)
glideが効果的
Synth Lead
パーカッシブでミニマル感のポリリズムフレーズ(glide少し使ったり)
付点8分のディレイ有効的
リバーブの設定はパナメータ[size]と[decay time]が有効だそう。
その他全体
テクスチャ音(なんかなっているな的な音。音程感とアタック感のなのだったり)
トラックを余分に作って名前をIntro,Aメロ、サビ、等ガイド用として使うの便利
mixは-6dB超えないように
テクノでは極端なパン振りをしない、コーラスで広がってるようにする場合も
EQ,スピーカーマークを押すとそのポイントだけ聞ける
マイクロスコピックサウンド
evala,raster noton,12kなどの(個人的な)イメージ
Drum
kit-core C78(キック音はほぼほぼalva notoのそれと似ている)
個々でサンプルをラックにセットするならMisc PercussionのBD1 Kick, Q thud Hi辺り
Decayかsustainを極端に短く、または無しにする
Lowをかなり削って高音を主張
クリックハウス
エレクトロ+マイクロスコピックなイメージ, frank bretschneider, richard villalobos辺り
kit-core 606, kit-core 808
個々でラックにセットするならBongo Low C78
deep house
Midi effect > House for to go
Nu Jazz
Midi effect > Film Noir, jazz for dummies,
デトロイトテクノ
Midi effect > fifth chord, fourth chord