この地球に人類が現れてからずっと、人は星空を眺めて、そこに何があるのか思いを馳せてきました。
ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡
2021年末に次世代宇宙望遠鏡を打ち上げて、2022年に本格運用が開始しました。
作るだけで1兆円もしたジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡。直径約6.5㍍の鏡を使って、これまで見ることの出来なかったさらに向こうの宇宙を観測できるようになりました。
星空を眺め観測するのを仕事にしている天文学者たちは、これまでの常識がひっくり返る新しいことを、この望遠鏡で次々に見つけて、2024年春の今、夜な夜な大発見ラッシュお祭り騒ぎでパーリーピーポーになっているそうです。
どうしてそんなに空を眺めるの?
人が空を眺めることに、こんなにしてまで情熱を傾けるのはなぜなのでしょうか?
それは宇宙に働いている力の真実を知りたいからです。そして今、人々はその秘められた力を知ってますます圧倒されています。
わたしたちもこうした科学的新発見の恩恵に預かっているわけですが、ここまでしなくても、あなたも空気の澄んだ夜空を眺めて満天の星空のあまりの美しさ力強さに圧倒されたことはありませんか?
太陽とか銀河とか
太陽のように自分で明るく光る星を「恒星」と言います。
夜空を見上げるとこの恒星がたくさんあり、無数の恒星が集まって銀河になります。
肉眼では雲のように見えたりします。それを星雲ともいいます。夏の夜空には天の川が見えたりしますが、これも星雲で、それが私達のいる「天の川銀河」です。
この天の川銀河の中にも恒星が無数にあって、多すぎるために数えることができません。
そんな数多の星の中で太陽のサイズはというと中くらいの大きさです。
中くらいの大きさの太陽ですが、その周りを回っている地球と比べてみましょう。
人がすっぽり入る巨大風船が太陽だったら
太陽の大きさをギューッと小さくして人をすっぽり包めるような大きな風船が太陽だとしましょう。
そんな巨大風船サイズの太陽だったら、地球はこの1円玉ほどになります。
続いて太陽の重さを比べてみましょう。1円玉はピッタリ1㌘なので、1円玉だけを積み上げて富士山と同じ形で同じ大きさの山を想像してください。これで重さは2兆トンあります。2000兆㌔㌘になるので、金額は200京円(日本GDP4000年)分あります。
こうして作った1円玉富士山を1千万倍してからさらに1億倍するとだいたい太陽になります。
もう訳がわかりませんね。
さらに太陽の周りを回っている惑星や月や小惑星を全部集めて重さを計算すると、
太陽は99.9%の重さで、残り0.1%が惑星とか月とか小惑星を全部ひっくるめた重さです。
宇宙空間ではたいしたことない太陽ですが、
地球に住む人類にとってはとてつもなく大きくて偉大な太陽です。
太陽の引力はもの凄く強く,
地球は太陽から1億5千万㌔離れた軌道をだいたい365日かけて1周します。
地球と太陽は1億5千万㌔離れているってどんだけ?
光は1秒間で地球を7回以上回れる速さです。
その同じ光が、太陽から放たれると地球に届くには8分以上かかります。
そして太陽が放つ光のたった20億分の1だけ地球に届きます。
ハピタブルゾーン
それだけで地球を温めるのには十分なのです。しかも、地球がある位置は「ハピタブルゾーン」と呼ばれていて、とある科学者は、その位置「ハピタブルゾーン」に地球が存在する理由は偶然だとは、とても考えられないことだとしています。
え!じゃあ誰かが作ったってこと?
あなたはどう考えますか?