目次
今回は,Rubyの基本文法の
について説明する.
Rubyの基本文法を学ぼう
出力する
プログラム言語を学ぶ際に必ず通る道「Hello World」を表示してみよう.Rubyには出力だけで何種類もの方法があるようだ.代表的なものを列挙してみる.
表記方法 | 末尾に改行 | 表示形式 |
---|---|---|
入れない | 文字列 | |
puts | 入れる | 文字列 |
p | 入れる | 型情報(文字列型,整数型)をそのまま |
実行してみると...
print "Hello "
print "World "
#=> Hello World
puts 'Hello '
puts 'World '
#=> Hello
#=> World
p 'Hello '
p 'World '
#=> "Hello "
#=> "World "
〜「p」について〜
「p」の後ろに文字列がくると「””」で囲まれて表示され,数字がくると何もつかずそのまま表示される.
つまり,表示するものがどのような種類のものかを見た目で分かるようにする機能がついているようだ.
p "99"
p 99
#=> "99" #文字列として表示
#=> 99 #数値として表示
入力する
出力と同様に複数の入力方法があるのでそれらを並べてみる.
表記方法 | 出力内容 |
---|---|
gets() | キーボードから(文字列) |
gets.to_i() | キーボードから(整数) |
gets.to_f() | キーボードから(浮動小数点) |
ARGV[引数番号] | コマンドラインの引数から |
まず,キーボードからの入力について.
「gets」を使用すると基本的に文字列として受け取る.
必要に応じて型を指定する方法をとる.
gets.rb
str = gets()
num = gets.to_i()
p str
p num
$ ruby gets.rb
test #自分の入力した文字
99 #自分の入力した文字
"test\n" #出力
99 #出力
コマンドラインの引数を受け取る方法は以下の通り.
argv.rb
p ARGV[0]
$ ruby argv.rb test
"test"
Method
関数などをRubyではmethodと呼ばれるもので定義する.
例えば,引数を受け取りその引数を表示するmethodは次のようになる.
method.rb
def hello(name)
p name
end
これを使い,コマンドラインの引数を表示するには次のようにすれば良い.
method.rb
def hello(name)
p name
end
name = ARGV[0]
hello(name)
$ ruby method.rb test
"test"
ifなどの制御構造
条件分岐としてif-elsif-else-endが用意されている.
書き方は以下の通り.
if 式 [then]
式 ...
[elsif 式 [then]
式 ... ]
...
[else
式 ... ]
end
まとめ
今回はRubyの基本中の基本の文法をまとめた.
次回はこれらを使用し閏年の判別プログラムを書いてみる.
参考
以下のサイトを参考にした.
- source ~/prog/github/grad_members_20f/members/miyanagi/post/ruby_grammer.org