はじめに
応用情報技術者試験を受験するきっかけは、会社からの圧?と昇進・昇給のため。応用情報を受ける人でこのような状況の人は多いと思います。
このページの内容は約3か月の間に応用情報技術者試験に向けて私が実施した勉強方法です。
これをしたから必ず受かるというものではなく、あくまでも一例ですので、他の方の体験記なども見て良いとこ取りをして勉強するのが良いと思います。 短期勝負というよりは継続して勉強できる人向けですので、その点を踏まえてお読みください。
自己採点
午前:70点
午後:66点(部分点なし、回答が完全一致した問題のみ)
結果は後日ですが、落ちていたらマークミスと思われます。
経歴(スタートライン)
・理系(もとは情報系ではない)・CBT方式より前の基本情報に合格した後は資格とは無縁
・ネットワークにつながらないとかアプリが動かないとかのヘルプデスクや監査対応、データベースからのデータ抽出・加工などいわゆる社内のなんでも屋的な立ち位置で、浅く広く情報系の知識を独学でもっている感じです。
使用参考書
他の方の体験記等を読んで、以下の①から⑧を使用しました。ほとんど使わなかったものもあります。
①【スマホアプリ】応用情報技術者-全問解説 提供元TRIPS LLC
②【書籍】キタミ式イラストIT塾 応用情報技術者
③【書籍】応用情報技術者 午後問題の重点対策
④【書籍】うかる! 応用情報技術者 [午後] 速効問題集
⑤【Web】応用情報過去問試験ドットコム 過去問道場 直近2回含む6年間12回分の960問
⑥【Web】IPA 過去問 平成31年度春~令和6年度秋の午後
⑦【Web】IPA 情報セキュリティ10大脅威
⑧【Web】まさるの勉強部屋 【ゼロからスタート】情報処理安全確保支援士対策 全91動画
試験勉強方法
勉強時間は平日日中帯は仕事をしているので、通勤時のスマホと帰ってきてから0~3時間、休日0~5時間程度です。やる気がなくなった場合は、床にころがってとりあえずスマホでポチポチ問題解きました。
開始〜2週間
勉強は申込み期間中に急に受けるように言われたのでそこから開始しました。出題範囲も分かっていない状態のため、無料アプリ①をインストールして、分野別にまとまっていた計1000問の4択を解きました。この時、あっていようが間違っていようが分からないものは分からないので、すぐに回答をみました。 あまりにも全く分からん・・・という問題が連続する場合は先に②キタミ式を読んでからアプリを解く、 特に問題なく解ける分野はアプリでその分野が終了した時点でキタミ式で該当する分野を読んで大まかな知識を習得しました。
アプリの広告が多いので、キタミ式だけでも良いと思います。アプリとキタミ式のどちらも最初の2週間までしかまともに使いませんでした。以後の分からない点はAIであるChatGPTやGeminiに聞くことが多かったです。使い分けは気分です。
3〜4週間目(14日間くらい)
⑤過去問道場で、間違えた問題にチェックをつけながら直近2回分を含めた12回分の960問を解きました。チェックは緑・黄・赤があるので、「あってたけど気になる」・「間違え」・「間違え要チェック」のような感じでつけました。最近はトレンドを追っていないと対応できない問題が増えていたり、類似の問題は出題される可能性があったりするので直近2回も含めました。見たことない単語を減らす目的です。
計算問題や解くのに時間がかかる問題はチェックして解き方を覚えて答えは暗記しました。1度出題されて見たことのある計算を試験の制限時間内に再度解くのは時間がもったいないと思ったからです。
1周目終わった時点で下記のような結果でした。
4〜5週間目(7~10日間くらい)
過去問道場でチェックした問題を理解しながら解きます。ChatGPTやGemini、Web検索を積極的に活用しました。
この後も引き続き空いた時間や午後問をする気力がないときはこの960問をひたすら周回しました。
チェックを付けた問題のみで1周目終わった時点で下記のような結果でした。
6週間目(2日間×2くらい)
この辺で⑦IPA 情報セキュリティ10大脅威の通読と⑧まさるの勉強部屋 【ゼロからスタート】情報処理安全確保支援士対策の動画を見ました。
10大驚異は文字数が多いので自分のペースで読み、セキュリティに関する基本やトレンドを抑えます。
動画は寝ながらでも見られるのがメリットです。動画後半は変な音楽が試験中にループすると終わるので全カットして91本見ました。成果としてここで見たことのある内容で正答できたものも数問ありました。何回か繰り返して見ると内容を覚えると思いますが、私は1回のみ視聴しました。そのせいか動画内の多くの内容は試験当日には忘れていました。
午後の選択問題について
③緑本の各分野の1問目を最初から時間を30分測って解きました。【組み込みシステム】と【システム監査】以外の文系セットは単語の知識不足、本文から必要な数値を使った計算があると面倒、他よりも明確に点数が低かったという理由で選択候補から外れました。【ネットワーク】は社内構成に似ていたり、【システム監査】は対応する側で日頃対応していたりしたのである程度の知識があること、【組み込みシステム】はその場の理解で解けるので選択しました。
残り1つですが、【プログラミング】か【データベース】で迷い、緑本の【プログラミング】が簡単で最初は選んでいましたが、他人の考えを理解した上でそのコードを理解するのが試験時間内では短いことと直近2回分の過去問の出来が悪かったので、【データベース】にしました。【プログラミング】に関して緑本は簡単な問題の寄せ集めかとすら思いました。
理系セットだからか?だいたい答えを見たら、たしかにそれはそうとしかならなかったので、計算問題の誤答以外では緑本の解説を熟読するようなことはありませんでした。
問われている内容は基本的に理解でき、点数も安定していたので、当日難しそうだからといって他の分野へということはせずにセキュリティ+4分野のみ解くことにしました。
7~14週目
ひたすら午後の過去問(解説は過去問道場)と隙間時間に過去問道場で午前の過去問を解きました。午後問は③と⑥でセキュリティと選択した4分野をそれぞれ1回ずつ解き、必ず30分以内で解くようにしました。推奨しませんが、私は紙にかかずスマホのメモ帳に解答を入力して終わったら削除していました。
・③応用情報技術者 午後問題の重点対策
・⑥IPA過去問 平成31年度春~令和6年度秋の午後(解説は過去問道場)
文系セットを選んでいないので正答率は5~9割におさまっていましたが、稀に正答率3割程度になることもありました。そういう時は「過去問で出題してくれてありがとう」という気持ちで問題を消化しました。
午後問を解かずに数日経つと感覚が鈍くなる気がしたので、 試験1週間前からは必ず午後を1問以上解きました。
セキュリティとシステム監査を選択するので、得点アップにつながるであろう④うかる! 応用情報技術者 [午後] 速効問題集を試験の約3週間前に読み始めましたが、高度情報の問題も多く、考え方があわず1周せずに読まなくなりました。
当日
令和7年春試験では午前30~35問程度は過去問からでていたようですが、私が答えを暗記していて見たら瞬間的に答えがわかる問題は20問でした。また、過去問道場の疑似模試では90分で終わったものの、本番では1問でも多く正答したいので20問即答したにも関わらず本番では120分かかりました。
午前終了後に午前の速報がでますが、速報の結果がブレることと正答48問未満の時に午後試験へ影響するので速報は見ませんでした。令和7年春は過去問道場の速報と公式解答で8問異なっていたようです。午前がどんな点であろうと試験会場で問題を解ける機会は半年に1回なので、合格目指しているのであれば帰宅せずに試験時間最後まで受けるのが良いと思います。 午後は時間が40分くらい余り見直しましたが、過去問を解いた時と同様に本文見逃しや思い込みで回答していたところが多々ありました。
総括
これまで必要なときに必要な情報を独自に検索して知識を得ていたので、体系的に学ぶことができて良い機会でした。最後までお読みいただきありがとうございました。