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ボタン電池駆動のセンサー類をコンセントから給電して動かす

Last updated at Posted at 2016-09-10

電池駆動のセンサーやビーコンを電池交換不要にしたい

  • 電池式のセンサーを据え置きの環境センサーとして使いたいけど、電池が切れる...
  • ビーコンを使ってやりたいことがあるけど、定期的に電池を交換する必要があってめんどい...
  • 開発に使ってるセンサーの電池交換がめんどい...ってか開発中に電池切れるのマジ勘弁!

だったら、コンセントから給電できるようにすればいいんじゃね?
というわけで、よくあるコイン電池駆動のセンサー機器にコンセントから給電できるようにするツールを自作してみました。

注意と自己責任のお願い

この記事を参考にしてセンサー類の故障・事故等が起きたとしても責任は負えませんので、予めご了承願います。
特に、ACアダプタを購入する際は、出力電圧の間違いに注意してください。
使ってみる前に、製作した機器の出力電圧と電池の出力電圧が一致することと出力の極性を、テスターできちんと確認するようにしてください。

前提

この記事では、コイン電池「CR2032」で動作する機器を対象に作っています。

CR2032の概要

  • 電圧:3V
  • 寸法:Φ20.0×3.2mm

CR2032を使う機器の例

材料

全て電子部品のお店(秋月電子等)とホームセンターで揃います。
1セットあたりおよそ¥1,500です。

作り方

  1. DCジャック付ケーブルのビニール被覆を先端5mmだけ取り除き、導線を露出させる。
  2. 防振パッドの面に収まるサイズのステンレス板を、2枚分切り出す。
  3. DCジャック付ケーブルの導線(プラスとマイナス)を、2で切り出したステンレス板にそれぞれ密着させる。
  4. 3の状態のステンレス板を、両面テープで防振パッドの各面に貼り付ける。
  5. DCジャック付ケーブルとACアダプターを接続する。

以上。

完成形は↓の写真の通りです。
100v_to_cr2032_overview.png

電池の代わりになる部分は↓のような形になります。
ケーブルに白いラインが入っている方がプラス、そうでない方がマイナスです。
100v_to_cr2032_up.png

使ってみる

防振パッドをコイン電池の代わりに挿すだけで使えます。
試しに、センサータグに入れて計測情報をタブレットに表示させてみました。

100v_to_cr2032_output.png

コンセントからの給電で問題なく動いています。

他の規格の電池もコンセントから給電できるようにする

出力電圧の違うACアダプタに変えたり防振パッドの寸法を変えたりするだけで、その他の電池規格に合うものも作れます。
脱電池をしたい方は、ぜひお試しください。

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