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【初級編】AWS初心者が知っておくべき用語集

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#AWSでサーバー構築・運用する上で覚えておいた方がいい用語 10個

###用語一覧

  1. Amazon EC2
  2. Instance(インスタンス)
  3. IAM(アイアム)
  4. Amazon S3
  5. Amazon RDS
  6. Amazon CloudWatch(クラウドウォッチ)
  7. VPC
  8. Region(リージョン)
  9. AZ(エーゼット、アベイラビリティゾーン)
  10. サブネット

#1. Amazon EC2
仮想サーバーをすぐに実行できる環境を用意することができます。また複数の仮想サーバーを立てることも可能です。
これまでデータセンターで物理的なサーバーの構築を行っていたのが、Web上から数クリックで仮想サーバーを構築することができるので、業務の効率化に寄与することが期待できます。
Amazon EC2(Amazon Elastic Compute Cloud)とは、AWSが提供する「仮想サーバー」のことです。EC2を用いてLinuxやWindowsなどさまざまなOSの

image.png

#2. Instance(インスタンス)
AWS クラウドに立てられた仮想サーバーをインスタンスと呼びます。EC2やRDSなどの仮想サーバーを数える時に単位として使われます。
インスタンスを複数使って仮想サーバーを分割することで、可用性や信頼性を考慮した運用ができます。またインスタンスによって柔軟にWeb上のインフラ環境を構築することができるため、サーバーの増強が必要になった場合などに対応がしやすくなります。インスタンスはコピーも削除も簡単に行えるので、効率良くインフラ環境を改善することが出来ます。

#3. IAM(アイアム)
AWS上のサービスを操作するユーザーとアクセス権限を管理するのがIAM(AWS Identity and Access Management)です。ユーザーがアクセスするための認証情報やAWSリソースを制御するための権限を集中管理することができます。

IAMでは、以下の機能が用意されています。

 ・IAMユーザー(グループ)
 ・IAMポリシー
 ・IAMロール

a) IAMユーザー(グループ)とは

IAMユーザーとは、AWSを利用するアカウントです。AWSを操作するコンソール画面にログインを行うときに利用します。ログイン用のIDを決めて作成します。IAMユーザーが作成されると、以下のような画面から、AWSコンソール画面にログインを行うことができます。
スクリーンショット 2020-11-08 21.34.43.png

b) IAMポリシーとは

IAMポリシーとは、IAMユーザや後述のIAMロールにアタッチすることができる、AWSリソースへの操作権限を設定する機能です。IAMポリシーにも大きく分けて3種類あります。

・AWS管理ポリシー
AWSが提供するIAMポリシーです。各サービスに対して大まかな制御ポリシーが設定できます。

・カスタマー管理ポリシー
ユーザがJSONファイルなどを利用して設定するポリシーです。IPアドレスの制御など、AWS管理ポリシーよりも細やかな制御が可能です。

・インラインポリシー
インラインポリシーは特定のIAMユーザやIAMロール専用に作成されるポリシーです。AWS管理ポリシーやカスタマー管理ポリシーは1つのポリシーを作成すれば多くのIAMユーザなどにアタッチすることができますが、インラインポリシーは1つのIAMユーザなど、1対1でのアタッチしかできません。

#4. Amazon S3
AmazonS3(Amazon Simple Storage Service)は、Amazonが提供するストレージサービスです。バケットと呼ばれるリソース(入れ物)にデータを保存します。S3は非常にコストパフォーマンスに優れたストレージサービスで、保存できるデータ容量に上限がありません。
image.png

#5. Amazon RDS
Amazon RDS(Amazon Relational Database Service)はAmazonの提供するリレーショナルデータベースサービスです。MySQLやPostgreSQL、Oracle、SQL Serverなど多くの種類のデータベースを、管理画面から設定するだけで構築・設定して利用できます。

RDSの特徴は主に3つになります。

・Multi-AZ機能
・RR(リードレプリカ機能)
・自動バックアップとリストア

a) Multi-AZ機能

データベースの可用性を高める事ができる機能です。
通常データベースは、冗長構成を組む際に必ず、親機と子機のデータの同期を取らなくてはいけません。
この同期を取る構成をユーザー自身が組む必要があり、ここでも運用の手間がありましたが、このMulti-AZ機能を利用することで、AWS側が自動で親機と子機のデータの同期を取ってくれ、さらに、フェイルオーバー機能を使い、親機に障害があった際に自動で子機に切り替えが行われます。

b) RR(リードレプリカ)機能

リードレプリカ機能は、読み取り専用のレプリケーションを作成できる機能です。
この機能を使うことで、親機に読み取りにかかる負荷を軽減できます。
これにより、親機のパフォーマンスが向上します。

c) 自動バックアップとリストア

RDSの最大の特徴の自動バックアップ機能は、最大5分前までのリカバリが出来る機能です。
障害時や誤作動が起きた際に、5分前の状態に戻すことが出来ます。
このバックアップも、簡単な設定を行うだけで、後はAWS側で勝手にバックアップを撮り続けてくれます。
さらに、このバックアップデータは最長で35日間まで保存することが出来ます。

#6. Amazon CloudWatch(クラウドウォッチ)
Amazon CloudWatchは、AWSが提供する「フルマネージド運用監視サービス」で、AWSの各種リソースを監視してくれるサービスです。異常が生じた時にはそれをアラートで知らせるだけではなく、自動復旧も可能で、AWS上で監視を行う際には欠かせない存在です。
image.png

#7. VPC
AWS VPC(Amazon Web Service Virtual Private Cloud)とは、ユーザー専用のプライベートなクラウド環境を提供するサービスです。AWSでは、基本的にVPCが必須ですが、最初に使うVPCはAWS側が自動的に用意してくれます。
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#8. Region(リージョン)
AWSサービスのバックボーンは、「リージョン」と呼ばれる地理的に離れた領域のデータセンター群がそれぞれ接続されることで構成されています。各リージョンではAWSのサービスがそれぞれ独立して提供されています。例をあげると、日本には東京リージョン(ap-northeast-1)があり、米国にはバージニア北部リージョン(us-east-1)、オレゴンリージョン(us-west-2)などがあります。

#9. AZ(エーゼット、アベイラビリティゾーン)
AZとは、「データセンター」のことです。各リージョンには複数のデータセンター(AZ)が置かれており、システムを複数のAZに置くことができます(Multi-AZと呼ばれます)。AZには固有の名称が付けられており、東京リージョンでは4つのAZ が提供されています。

#10. サブネット
サブネットとは、ある1つの大きなネットワークの中をさらに小さく分割した小規模ネットワーク=ネットワークの範囲のことをさします。サブネットは「サブネットマスク」という考え方で分割を行いその範囲を示します。IPアドレスとサブネットマスクを組み合わせることで、ネットワークの範囲(サブネット)を指定することができます。(例:172.16.0.1 / 255.255.255.0 など)

#さいごに

AWSで知っておきたい用語10個をまとめてみました。まだまだ知っておきたい用語が沢山あるので引き続きまとめていけたらと思います。

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