はじめに
最近、「クラウドしか勝たん!パソコン(Chromebook)」を購入しました。
もうブラウザだけで、ある程度のことはできちゃうかも?! 高性能なマシンパワーは必要ないから安価だし!
インターネットが身近になってきたからこそ、それを活かした素敵なパソコンだと思います!
画像元( https://jp.ext.hp.com/campaign/personal/notebooks/chromebook/ )
すみません、本題に入ります。
この記事は、Qiita 10周年記念イベントの「10年後のために今勉強しておきたい技術」について、書きました。
タイトルは少し強めな表現ですが、私自身勉強中でありながら、「クラウド技術」は今後のためになると思いましたので、このテーマを掲げさせていただきました。
この記事の構成はクラウドによって私自身が受けた恩恵と、まとめになっております。
私のメインの主張は、まとめに書きましたので、そこだけ知りたい場合はまとめの方をお読みください!
よろしくお願いいたします。
クラウドによって私自身が受けた恩恵
〇ユーザー目線
私がユーザー目線で一番恩恵に感じたのは、**「デバイスに依存しないデータ管理」**でした。
以下の3つについて、経験を踏まえてまとめてみます。
- データの持ち運び
- データのバックアップ
- サービスの利便性
1. データの持ち運び
ローカル上で作業していたデータを他のデバイスに持っていきたい時、当時私はUSBにそのデータを入れて、他のデバイスに持っていきました。
別にこういうもんかと思っていたので、めんどくさいな~とかいった気持ちはなかったです。しかし、クラウド上にデータを保存できることを知ってから、データの持ち運びはクラウドに頼るようになっていました。やはり、クラウド上の場所にアクセスさえできれば、デバイスを問わずにデータを移動できるのは魅力的でした。
2. データのバックアップ
パソコンやスマホを新しく買い替えた時、データを引き継ぎたいというのは当たり前ですよね。
当時私はスマホを新しく買い替えるとなると、有線でパソコンに繋ぎ、一時的にデータを保存しておいて、それを新しいスマホに入れるということをしていました。しかし、クラウド上にデータを保存してさえいれば、少し待つだけで新しいスマホにデータの引き継ぎが行われます!楽です!
また、パソコンやスマホが突如壊れたとしても、クラウド上にデータを定期的に保存してさえいれば、新しいデバイスで簡単に復旧しますね。クラウドのおかげで、データに対する不安が本当に軽減されたと思います。
3. サービスの利便性
ユーザーがよく使うクラウドといったら、SaaSです。
この記事では、クラウドの技術的な部分について深く説明はしませんが、IaaS、PaaS、SaaSの3つがクラウドの概要として挙げられますね。この3つの違いを一言でいうと、管理の範囲が違うところにあります。その中でSaaSは、ソフトウェアをサービスとして提供する、Software as a Serviceというものです。これは、様々なサービスをセットアップなしで、インターネット経由ですぐに利用できます。データもクラウド上で管理されているので、ユーザー側である私たちはそのサービスを利用する上で、なにも心配はありません。
〇エンジニア目線
私がエンジニア目線で一番恩恵に感じたのは、**「やりたいことに集中できる」**でした。
以下の2つについて、経験を踏まえてまとめてみます。
- 開発
- 運用
1. 開発
何か新しく開発を始める時、「こういったサービスを作って提供したい、実現したい」など目的となるやりたいことがあるところから始まると思います。実際にそれを実現しようとすると、あれこれ準備するべきものや、知識、技能が必要になってくるかと思います。いつまでたっても調べているばかりで、やりたいことに取り組めない、集中できないといった状況になったりしていませんか?
クラウドはそういった問題を解決してくれました。PaaSは開発者の味方です。PaaSは、プラットフォームをサービスとして提供する、Platform as a Serviceというものです。これを利用することで、開発者である私たちは自身の実現したい目的のアプリケーションだけに集中し開発することができます。あれこれ考える必要や手間がなくなるということです!
2. 運用
運用中のサービスを維持するためには、インフラの管理などは欠かせないものです。しかし、インフラの管理は細かな作業が多いため、どうしてもやりたいことに集中することや時間を割くことが難しくなってしまいます。そこでクラウドを利用すると、インフラの管理はクラウド事業者が担当してくれます。私たちはやりたいこと、つまりアプリケーション開発に集中することができます。開発と運用は、別々の部門もしくは会社が担当したりしていると思いますが、最近はどちらとも担当するDevOpsという言葉をよく聞きますね。
まとめ
ここまで、私の経験を踏まえて、ユーザー目線とエンジニア目線でクラウドによって私自身が受けた恩恵をまとめてみました。どちらも、クラウドのおかげで非常に便利になったと思います。特にエンジニア目線で恩恵に感じた**「やりたいことに集中できる」**は、全体に言えることだと思っています。私がこの記事で最も主張したいところです。
- 他のデバイスにデータを持っていきたい
- 前のデータを引き継いで新しいスマホに切り替えたい
- サービスを利用したい
- サービスを提供したい
クラウドを利用することで、このやりたいことに集中して取り組むことができます。
今までやりたいことをやるには、やりたくないことも含めてやるしかなかったのではないでしょうか。そのため、非常に細かなことや複雑な作業を伴っていたため、職人芸のような、専門的な技能が求められていたと思います。しかしクラウドはそのような作業を担当してくれていて、だれでもやりたいことに集中できる状態を実現してくれます。
今後、先の未来、さまざまな新しい技術が登場することでしょう。変化が激しい世界です。新しい技術が登場する理由というのは前の技術に比べて、なにかしらが便利になるからだと思っています。そこで、何を基準に便利にするかを考えた時に、**「やりたいことに集中できる」**は非常に重要な基準になるのではないかと私は考えています。
10年後のために今勉強しておきたい技術として、私はクラウド技術を推しましたが、理由としては**「やりたいことに集中できる」**を提供してくれる技術だからです。もしクラウド技術に代わる技術が出たとしても、必ずこの技術の考え方は役に立つと思っています。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。