コロナ以降、エンジニアのフルリモート求人がかなり増えた様に思える。実は私はコロナ前の2018年6月からリモートの勤務をしており、リモートワークの中堅〜ベテランに該当する。そこで、私のリモートワーク生活で、買ってよかったものをご紹介!
デスクトップPC
最初に使っていたノートPC(Mac)から、デスクトップPC(Ubuntu)に切り替えた。持ち運びは出来ないが、ノートパソコンに比べて、デスクの上から存在感を消せる。発売日が3年程違うため、単純に速度の違いは比較できないが、Dockerなどの重たい処理をしつつyoutubeで動画再生(音楽)をしても、そこそこ余裕で処理してくれる。技術調査などで、GPUを使う系のAIアプリを使うこともあるが、高速でアウトプットしてくれるのも良い。
Ubuntu Linux
無償だが、開発者にとってはかゆいところに本当に手が届くOSであった。とにかくDockerが快適。Dockerの立ち上がりがMac版に比べて速く、リソースの消費もそこまで大きくない。WSLみたいに特殊な設定も不要のネイティブLinux。VSCodeなど、LibreOfficeなど開発や仕事に必要なツールは一通り揃っており、Windowsだったら、Macだったら…みたいな事は殆どない。
実際に、使った感想や入れたツールなども記事しているので、是非こちらも参考に。
自動バックアップ用の外付けHDD
最後途中にSSDが突然死したが、バックアップから問題なく復旧することが出来た。これがあるのと無いのでは、復旧スピードや作業開始までの環境構築が雲泥の差だったと思われる。
USB接続の物を買った為、デスクトップPCだと存在を消せていることも良い。ノートだと、USBハブやケーブルにノートPCが引きずられてデスクがゴチャっとしたことだろう。
USBハブ
無線マウスのドングル、マイク、外付けHDD、キーボード、Bluetoothアダプタ、オーディオインターフェース、スマホの同期と充電…etc。有線に限らず、無線の物を利用するにしても、結構USBポートは消費されていく。USBハブがあることで、結構助かっている。
マルチディスプレイ
ディスプレイの数は作業効率を格段に上げる。現在は27インチ3台を利用している。
1.ブラウザ
2.エディタ(メイン操作)
3.チャットツール
という画面構成は本当に強い。4画面にして、もう1つにTerminalを常設できると更に作業効率があがるだろうか。
トラックボール
マウスやトラックパッドでマルチディスプレイを操作すると、どうしても動作量が増える。手首の負担は結構大きく、デスクスペースも消費する。一方でトラックボールは、手首を固定し、親指だけで3画面もあるスペースを行き来することが出来、指、手首、腕の負担が圧倒的に小さい。
最初は疑心暗鬼で安全牌のLogicool M575を買ったのだが、あまりの心地よさにハイエンドのERGO MXにすればよかったとちょっと後悔している。
設定をカスタマイズすることで、かなり業務効率も改善する。
ディスプレイアーム
ディスプレイを3つも置くと、土台だけでかなりのデスクスペースが消費されてしまい、その間がデッドスペースになってしまう。ディスプレイアームを使うと、それが解消され、デスク上にいろいろな物を置くことが出来る。気分に応じて高さや角度を変えて作業出来るのも心地よい。
オフィスチェア
リモートワーク開始した2ヶ月くらいこたつテーブルで仕事をしていたら…速攻で肩と腰が死亡。即オフィスデスクとオフィスチェアを買うことへ。オフィスチェアをつかうことでかなり肩と腰の痛みが改善された。
現在使っているのは家具店で座り比べして買った実売4万円程度のデュオレストではあるが、ずっと使うものなので妥協せずにもっとお金をかけても良かったかもしれない。
座り方、椅子の角度はいろいろ試した結果、エンジニア座りが推奨。
キーボード
キーボードも一日中使うもの。そこへのこだわりはエンジニアとしては理解してもらえると思う。打鍵の押し心地やカチッとした感じは、ノートPCの付属品や、安物のメンブレン型では味わえない。高いものにはそれなりの理由がある。
私の場合、Majestouch2のピンク軸(実売1.5万円)が現在の相棒だが、満足度はかなり高い。妻に内緒で買った為、「キーボードに1.5万?」と最初は理解を得られず怒られた。必死に「1日中ふれるものだから」と説得したのが良い思い出。
ハンドレスト
キーボード操作をする上で、ハンドレストがあるとやはり心地よい。クッション性もさることながら、自然な角度でキー操作が出来るため、負担もかなり小さい。エンジニア座りとの相性も非常に良い。家電量販店でかった、黒のウレタンの物を使っているが、オススメのハンドレストがあれば是非紹介してほしい。
音楽ストリーミングサービス
仕事で音楽を聴きながら作業する上で、ストリーミングサービスを利用することで、格段にQOLが上がった。今期のアニメのテーマ曲、ふと聴きたくなる懐かしのあの曲、流行りの洋楽。タイトルを知らなくても歌詞とかアニメのタイトルや歌詞を作業PCでさくっと検索して流せるのは結構便利。息抜きにも、作業に集中するのにも、どちらにも使える便利サービス。私はSpotifyを使っている。
お高いヘッドホン
在宅勤務をする上で、QOLを上げるもの、それは「音楽」。在宅なのでスピーカーでガンガン鳴らしても良いのだが、集合住宅で出来ない方も多いだろう。ヘッドホンも金額を投資下だけのものは高音質として返ってくる。
今から20年前、大学生の時に、少し良い音で音楽が聴きたいなと思い、バイトで稼いだ給与を手にしてヨドバシカメラに行った。最初は「1〜2万円くらいのヘッドホンを買おう(それでも十分高級)」としたが、5万円の当時ハイエンドヘッドホンを視聴した結果、それを買っていた。それくらい差があった。
今はSonyのハイエンドモデルを使っている。個人的にはカメラのレンズを凌ぐ沼である。
オーディオDAC
いくらヘッドホンを良くしても、信号が汚ければ音楽は綺麗に鳴ってくれない。デジタルで保存された音楽をアナログに変換する箇所(DAC=デジタルアナログコンバータ)は、そこそこ音質の良し悪しに影響がある。Spotifyなどの音楽ストリーミングサービスをパソコンから操作して聴く事が多く、PCに直接接続し、ヘッドホンアンプとしても使えるDACはかなり便利なデバイスだ。
価格はピンキリで、安いものは1万円前後、高いものはMacProが余裕で買える金額の物も。私は旭化成の最新DACチップが積まれている中国メーカーの実売5万強の物(いわゆる中華DAC)を利用している。
ゲーミングマイク
最初ビデオ通話用のUSBカメラに付属しているもの使っていたが、音質が良くなく、聞きづらいと言われてしまった。仕事をする上で、的確に相手にメッセージを伝える必要はあり、それなりに声を拾うマイクはあったほうが良い。配信用のゲーミングマウスは自分の声を割とそのまま届けられるようで、導入前後で社内での声の評価がガラリと変わった。
尚、仕事の都合上、最新MacBookを使うことがあるが、付属マイクは声が良いとかなり評判が良かった。