約20年間、OSXの10.0からMacを使っていた私が、コロナ禍に伴い個人デスクトップ環境をUbuntuに変えて1年以上、2年近く経ちました。改めて、環境を変えた理由なども含めていくつか紹介していきます。
環境の概要
以前使っていたMac(ノート) MacBookPro(2017年モデル 13inch メモリ16G)
今使っているPC(デスクトップ) 第9世代corei7 9700k メモリ32G
環境を変えた理由
- コロナ禍で移動して仕事をすることがなく、デスクトップで快適に作業をしたくなった為
- Mac版のDockerが重たくてかなり不快感があった為
- DeepLearning系のコードを触って色々遊んでみたかった為(MacはGeForce使えない)
- 最近のAppleの製品に全く魅力を感じなくなってきている為(Surfaceの方がデバイスとしてCoolだよね?)
ココが良かったUbuntuデスクトップ(メリット)
- 仕事面
- VSCode、intelliJ等、開発環境は一通り揃っている
- ただ、intelliJのLinux版はちょっと不安定かも?メモリを結構食べる
- 変えた理由はすべて達成出来ている
- プログラマーとしての日常業務はほぼ問題ない。作業効率はむしろ高い
- LiberaOfficeがあればMS Officeマジで要らない
- なんならGoogleDocsでもだいたい動く
- 複数デスクトップの切り替え等、割と痒い所に手が届く
- Zoom、Slack、Discord、Google Meet、Skypeといったリモート会議系のツールも何ら問題ない
- ディレクトリ構造が一般的なので、特にCUI関連は移行にあたって違和感はなかった
- Mac時代に作った自分用の便利コマンドラインツールはだいたい動く
- VSCode、intelliJ等、開発環境は一通り揃っている
- プライベート面
- 周辺機器はほぼ問題なく使えた
- キャプチャボード、Bluetoothアダプタ、音声出力デバイス、Webカメラなどなど
- Apple Wirelessキーボードを上手く使えなかったくらい?
- 周辺機器を使う上で、CUI上でいろいろやらなくちゃいけない等もなかった
- 意外とデフォルトのフォントが綺麗で画面が見やすい
- Macは表示が綺麗というが、Ubuntuも負けていないと思う
- 周辺機器はほぼ問題なく使えた
ココが微妙だUbuntuデスクトップ(デメリット)
- 仕事面
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デスクトップで変なバグを踏み、操作不能になることが頻発する例:何かセレクトメニューひらいたまま、範囲選択画面キャプチャをしようとするとクリックが不能になる例:全画面表示を続けていると、何故か時計等のシステムの文字が消える-
その度にPCの再起動が必要になる- Ubuntu22.04にアップデートしてからは安定している
- LiberaOfficeのウィンドウをリサイズすると、数ピクセルの細いウィンドウになって行方不明になった
- 最小ウィンドウサイズが無いのか?
- Chromeがたまに不安定
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自動アップデートが何故か対応してくれなかったり、面倒- こちらも解決
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- ターミナルのコピペはShift+Ctrl+C(Ctrl+Cはキル)でしか対応しないが、通常のエディタ等はCtrl+Cでコピーになるの面倒
- Mac時代にはあった便利なGUI機能が無い。Finderはマジで最強だった
- フォルダアイコンの上にドラッグし続けると、そのフォルダのウィンドウが開く
- QuickLook系
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デスクトップのカスタマイズが殆ど出来ない-
所謂Dock- めんどくさいけど結構出来た
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- OSのバージョンアップがたまに転ける
- Python周りとかいろいろ
- iOS系の開発
- デスクトップPCにしたので、たまに出社したときやがキツい
- レンタルオフィスとか、コワーキングスペースの利用が困難
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- プライベート面
- iPhoneとの同期問題
- iTunesが無いことから、昔から取り込んできたCD音源の数々が微妙に使えていない
- 結果、音楽を聴くことがめっきり減った
- ゲーム系はやはりWindowsが良い
- 子供がマイクラしたいと言った時にデュアルブートWindowsを毎度立ち上げている
- ゲームの配信などしたい時、OBS系のチューニングに適した外部アプリがほぼwindows
- Yahooニュースの動画が何故かLinux版のChromeに対応していない
- UA偽装したら見えるけど、AWSコンソールでLambda関数いじる時に怒られたりしたので辞めた
- iPhoneとの同期問題
総評
ぶっちゃけほぼ不満は無いです。