linux-firmware-nvidia: /usr/lib/firmware/nvidia/ad103 exists in filesystem
Archlinuxでpacmanコマンドでアップデートかけた時にでてきたメッセージ。
linxu-firmwareの分割なので、公式ニュースに従った操作で事なきを得るました。
sudo pacman -Rdd linux-firmware
sudo pacman -Syu linux-firmware
いったん消してあげて、入れ直せばOKよ、と。
pacmanはよほどのことがない限りは何らかの操作が必要になるとかないので(keyringとかはまた別の話)
にも関わらず、なんでこんな事態になったか背景を調べてみました。
FS#72559 - [linux-firmware] Split package into smaller packages
https://bugs.archlinux.org/task/72559
遡ること2021年、肥大化するlinux-firmwareパッケージをなんとかしなきゃという提案が。
↑にあるとおり、ArchLinuxは不必要な追加や変更を行わないことを第一の原則としてあげています。
一方で「特定のケースでディスクスペースの無駄を省くといった、特に利点がある場合にのみ分割」とも。
linux-firmwareは今やメタパッケージとなり、nvidia, radeon, realtekのようなパッケージを統合する役割となっています。
結構大きなパッケージだったし、slackwareを使い始めた頃と比べればサポートするハードウェアの種類も機能量も莫大になっています。
そういう意味で、意義深い分割だったのだと解釈しています。
知らなかった(もしくは知っていても意識していなかった)ハードウェアサポートの現状や、パッケージの議論を目にすることにできたのもよい機会でした。