今秋のデータスペシャリスト試験に合格したので、勉強方法を共有しようと思います。
筆者について
データベーススペシャリスト試験は初受験
2年前に応用情報技術者試験に合格
半年ほどデータエンジニアとして従事
受検動機
応用情報技術者試験の合格で午前1試験が免除となるのですが、その免除期間が切れてしまうため。(2年で失効)
最近データ系の業務に従事することとなったので、軽い気持ちでとっておいてもいいかなと思ったため。
学習期間
3ヶ月(ずっとゆるくやっていた)
試験対策
こちらの参考書を購入して、まず1周通して読みました。
ところどころ読みづらい箇所や退屈な箇所がありますが、そういった部分は読み飛ばしていました。(業務説明の章など結局最後まで読まなかった箇所もあるくらいです)
一方で、試験対策ページ(序章)やSQL・正規化(1,3章)の章を継続的・重点的に読み込みました。
午前2
過去問道場に記載の過去問をひたすら演習しました。短期集中で取り組むというよりは、少しずつでも良いから継続的にこなしていくことを心がけました。最終的に過去問題の9割以上に着手し、9割以上の正答率を目指しました。
午後1
こちらの参考書の序章には優先して解くべき問題が記載されていますので、これを優先的に演習していきました。(結局他の問題は手を付けませんでしたが...)
実際に試験を受けてみて、ここに記載している問題はマストで取り組むべきと感じました。時間が足りない場合は解答を読み込むだけでも効果的だと思います。
午後1の試験は「関係スキーマ」や「正規化」などのいくつかのトピックの知識をベースとして、ある種のパターンに則った解放に沿って解答していくことが重要だと感じました。覚えるべきものは覚え、理解すべきものは理解することが重要と考えます。
午後2
こちらも参考書の序章に優先度別に重要問題が記載されていますので、それに従って演習を進めていきました。
午後2には例年2つのトピック「概念データモデル・関係スキーマの完成」と「物理設計」が出題され、どちらか一方を選択して解答する必要があります。
私は前者を選択することを決めていたので、物理設計の問題には着手しませんでした。(とはいえ午後1には物理設計も出題されるので解いておいて損はないと思います)
午後2の試験の特性上、知識というよりは解法を身体に染み込ませることが重要と考えます。特に、「概念データモデル・関係スキーマの完成」の分野では、だいぶ例年の傾向が確立されています。最初は解答を見ながら正しい解法を丁寧に追体験し、慣れさせることが肝心です。
試験対策のTips
試験対策や実際の試験を受検して感じたことをTipsとしてまとめていました。
【試験区分別の優先度】
問題量の多い午後試験に慣れるために、午後試験に割く時間を多めにとりました。
午後2 > 午後1 > 午前2
【午後試験への向き合い方】
午後1の演習を少しやっていく中で、「なるほどデータベーススペシャリスト試験とはこういうものか」と少しわかってきたら午後2の演習に進むと良いのかなと感じました。
午後試験は過去問演習を徹底して行うのが合格の肝ですが、試験問題はなかなかヘビーなので最初はなかなか気が乗りません。とはいえ過去問演習は合格のためには避けては通れないので、うまいことこなす必要があります。
最初は大問ごとに30~60分単位で細切れにして演習していくでもOKです。もっといえば右も左も分からない段階であれば、解答を見ながら演習しても構わないと思っています。慣れてきたら午後1であれば90分、午後2であれば120分を戦い抜く持久力を付ける練習をしていけばよいです。
【試験本番にて】
試験本番では解答用紙が配布されてからその後に問題が配布されると思います。
特に概念スキーマの問題を解くにあたっては、解答用紙に記載された図で事前に問題のイメージを膨らませておくことができます。
結果
無事合格しました。
午前1: 免除
午前2: 96%
午後1: 89%
午後2: 63%
終始ダラダラ学習していたため、午後2では危ない橋を渡りました。みなさまは午後2試験の対策に余念なく臨まれることを強くオススメいたします。
以上となります。