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目次
- はじめに
- 自動化コンテストって何?
- 社内参加者の募集
- コンテスト作品
- まとめ
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◆はじめに
皆様はじめまして。AIQVE ONE Advent Calender9日目を担当する@mi_373です。
私は社内でテスト自動化の推進業務を担当しています。
筆者が所属するAIQVE ONE株式会社 ではゲームなどのソフトウェアテストをもとにしたテスト自動化サービスを提供しています。
テスト自動化とは、手動で実行していたテストを機械に自動的にさせることを指しています。弊社では独自で開発したテスト自動化ツールを利用してアプリゲームの自動操作を可能にしており、効率的なテストを実現しています。
私のお仕事は、自動化とはどんなものなのかを社内へ周知し、活用してもらうことが主な仕事です。
私の記事では、今年テスト自動化の推進活動の一環で社内で行ったイベント「自動化コンテスト」について活動した内容を記事としてお伝えしようと思います。
今回行ったコンテストは市場にあるアプリを使用した自動化が主であるため、タイトル名をはっきり記載できず詳細がわかりずらい箇所があると思います。
こちらは予めご了承いただけますと幸いです。
◆自動化コンテストって?
今回企画した自動化コンテストは、弊社で独自開発したテスト自動化ツール「Garbo」を使用して、”面白い自動化” をコンセプトに自由な発想・独自の目線で面白いと思う自動化スクリプトを組んで発表するというコンテストです。
なので普段のテスト自動化とは少し考え方が変わると思いますが、目的としてあくまで楽しくいろいろな発想を持って自動化を行ってもらうために考えたテーマでした。
社内企画ということもあり、自動化させる題材などはあえて指定せずに募集を行いました。
日々テスト自動化の推進業務を進めていくにあたり、自動化ツールはあるものの普段業務内で活用できない案件の場合は直接ツールを触れる機会がない社内メンバーも一定数いると感じています。そういったメンバーに自動化へ対する知識の補填や学習してアウトプットする機会にしてもらいたいと思い、社内イベントとして企画しました。
どうしても日々の業務で関りがないと部署間で隔たりができてしまいがちですが、 わからないことは他部署同士で相談ができたりとメンバー間での交流の場としてもとても良い機会だと考えました。
◆社内参加者の募集
募集当初はこういったイベントの企画は初めての試みでもあり、もちろん自由参加としていたので参加者が集まるか不安でした。
しかし、思っていたよりも多くの人がこの企画に応募してくれました。
応募の動機として、「この機会に自動化をしてみたい」「興味はあったけど実務でする機会がない」「どんな自動化ができるのかツールを触ってみたい」…などなど。
応募する理由は様々ですが、いずれにしても”自動化”に興味や関心を持っているメンバーが多いことに、テスト自動化・QAツールの活用を推進する身としては安堵したことを覚えています。
◆コンテスト作品
参加者には制作する期間は2ヶ月ほど設けました。
そうして制作されたスクリプトと資料から、コンテストのテーマに沿った内容であるかやクオリティなどを評価します。
イベントでは事前に各チームの「”面白い”自動化」のテーマで作成したスクリプトとプレゼン資料が発表され、当日にコンテスト結果の発表を行いました。
各チームが自動化した市場アプリの具体的なタイトルの詳細は控えさせていただきますが、
たとえば麻雀ゲームのアプリ内で対戦相手一人を”機械”で自動操作させて、他三人(人間)と麻雀させるという自動化をしたものもありました。AIのように動く自動化スクリプトを組み、実際にプレイできるようにスクリプトを工夫して試みていることにも好感が持てる作品です。
他にも、
・絵を描くアプリで「自動で特定の絵を描かせる」
・ひたすら連打させて進むアプリで、「人間ではできない速さで連打させる」
・野球をするゲームで「画像をキャプチャしてボールをタイミングよく打たせる」
・キャラクターがランダムで出てくるアプリ(画面)で「特定のキャラクターをキャプチャする」
などなど・・
通常自動化では難しいとされるタイミング要素を織り交ぜたものであったりと、さまざまな角度で考えられた面白い自動化の作品が多く発表されました。 どの作品もプレゼン資料の中で実際に動いている動画を確認することができ、どうやったら思うような動きになるのかスクリプトが試行錯誤されているのがわかってよく考えて作られていました!
◆まとめ
今ある自動化ツールでどんな動作をさせることができるか、業務の観点とはまた別の視点でスクリプトを組んだり操作してみたことで、参加者本人たちによい経験になったと思います。また、日ごろからスクリプトを組むメンバーからも面白い視点であったと知見が増え、お互いに今後の業務のヒントができて良い相乗効果が生まれたのではないかと思いました。
なによりこのイベントを企画したことで社内全体が自動化についてより興味を持ってもらう機会を作れたことに、「企画してよかった」と思いました。
今後もこういったチャレンジができるイベントや勉強会の企画を通して、テスト自動化の推進活動に務めていきたいと思います!
イベント記録のような記事になってしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。