よく違いを忘れるので備忘録として。個人的な解釈です。
SoR/SoE
システムの特性・役割についての分類。「システム」を表現する言葉。
SoR (System of Record)
・データが正確に保存することがテーマ。既存業務の高速化、コスト面の効率化に繋がる。
・会計などのいわゆる基幹システム全般が該当。
SoE (System of Engagement)
・お客様との繋がりを促進することがテーマ。ビジネス拡大への貢献する。
・UXが重要で、差別化要素にも繋がる。
モード1/モード2
開発アプローチ面での分類。「プロジェクト」や「開発チーム」を表現する言葉。
「モード2が新しくてモダンでこちらに寄せるべき」ではなく、プロジェクトに合わせて適切なモードが選択できる(=バイモーダル)と幸せになれそう。
モード1
予測可能な分野での開発。既存の業務フローをデジタル化するなど。
ウォーターフォールが主な開発アプローチ。
モード2
予測が困難な分野での開発。新規事業や、業務要件が整理しきれないプロジェクト等。
アジャイル開発等で対応することが考えられる。
組合せの可能性
SoR×モード1、SoE×モード2が王道と思われる。それだけに、2つの言葉が同じ概念(SoR≒モード1、SoE≒モード2)として語られがち。
SoEがモード2を経て、ビジネスが拡大・安定したところでモード1にシフトする流れは正統派の進化。
SoR×モード2は、多くの場合バッドプラクティスになりそう...
参考