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〜インターネットができるまで〜

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参考 マスタリングTCP/IP第五版

インターネットの歴史について面白かったので自分なりにまとめてみました。

結論

結論から言いますと、インターネットの起源は「ARPANET」だと言われています

インターネットの始まりは1960年のアメリカ国防総省(DoD)と4つの大学が協力して開発した「ARPANET」という当時としては非常に大規模なネットワークが起源だと言われています。

一般のユーザーも取り込んで行われ、わずか3年で4つの接続から34の接続ができる形にまで発展したそうです。

当時は、今よりもパソコンが高価なものだったと思うので本当に一般のユーザーだったのか怪しいところですね...w

ARPANET誕生前の出来事

1960年代、アメリカのDoDが中心になって進められていた研究がありました。当時のアメリカでは『通信は軍事的に重要なものだ』という考えがありました。そこで、『通信経路が破壊されても、迂回経路を通して通信ができる技術』が望まれました。ここで、分散型のネットワークの考えが生まれ、この考えを実現するべく「パケット通信」の考えが生まれました。

そして、このパケット通信の考えを実現するべく開発されたのがインターネットの起源と呼ばれる「ARPANET」です。

もっと詳しくいうとパケット交換技術の実用性を試験するためのネットワークが先に構築され、その後に一般のユーザーも取り込めるまでに発達したのが「ARPANET」というネットワークです

TCP/IPの誕生

そして、1970年代前半、ARPANETの研究グループによって「TCP/IP」というプロトコルが開発されました。

TCP/IPは「仕様書よりも先にプログラムができた」と言われるほどに「実際に通信ができるか」を重視した考えで開発が進められたと言われています。

その後、1982年ごろまでかかってTCP/IPの仕様が決定され、その1年後にはARPANETで使う唯一のプロトコルになりました。

このTCP/IPが普及したのは、「BSDUNIX」というOSの内部でTCP/IPが使われていたのが関係していると言われています。

そして、1980年代からTCP /IPによって構築される世界的なネットワークを「インターネット」と呼ぶようになりました。企業などを中心に導入が進められ、コンピュータメーカー独自のプロトコルも次第にTCP/IPに対応していったと言われています。

そして現在へ…

1990年代になるとインターネットの商用サービスが開始され、ISPなどのプロパイダがネットワークを構築して一般の市民にも提供するようになり、「インターネット」という言葉が徐々に親しまれるようになり、今では「私たちの生活に欠かせないもの」と言っても過言では無いものへと発達しました。

その使用例は数え切れないですよね。例えば、

SNS(ツイッターやインスタ)、ゲーム(オンライン対戦など)、携帯の通信データ(いわゆるギガ)、この記事なんかもインターネットが無いと成り立たないかもしれません。

雑感

改めて、技術の進化するスピードが速いと思いました。だからこそ、いつになっても腐らないUNIXとかネットワークの知識は深めておきたいと思いました〜。ちなみに、昔もてはやされて今では定番の技術の一つになったものを尊敬の意を込めて「枯れた技術」というそうですよ。初めて聴いたら、誤解してしまいそうですよね…w

参考 マスタリングTCP/IP第五版

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