チーム開発を経験させていただく機会があり、とても勉強になったので振り返りを兼ねて記事にしたいと思います。
この記事の対象者
- チーム開発をした事がないから、情報を集めたいと言う人
- 自分に自信があって、怖いものなどないという人
- やった方が良いことより、やってはいけない事を知りたいという人
チーム開発の時に頭の中をよぎったら危険なフレーズ3つ
- これで、伝わるだろう
- みんな、忙しいんだな…
- これ、大丈夫なのかな?
なぜ危険なのかというと、このフレーズは、全て自分の憶測で始まり、憶測で終わっているからです。
この記事では、「こうすれば上手くいく」という事は話せないですが、
「これはしない方がいい」という事はお話できると思います。
順に話していきます。
1.これで、伝わるだろう
この考えによって自分のケースで言うと、以下の失敗がありました。
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相手が知っている前提で話をしていた。
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正しく伝わっていないために、チームと自分の間に認識のズレが起きてしまった
実際のMTGでこんなくだりがありました。
自分『次のMTGは、火曜日の9時からでいいですかね?』
チーム『はい』
一見、問題ないように見えますが、この後実際に予定通りにMTGに来れた人は二人くらいでした。
原因は、認識にズレがあったからだと思います。
細かい事ですが、認識のズレを防ぐには誰がどう聞いても同じように捉えられる言葉選びが必要だと感じました。
自分は、火曜日の9時からと言いましたが、午前なのか?午後なのかを伝えるために「21時から」という表現を使うべきでした。チームでの活動は基本的に午後に行われていたので、伝わるだろうと考えていましたが、この「憶測で捉えたままで済ます意識」が他の部分まで及んでしまったのだと思います。
憶測で進めないために必要なことは、多くありますが、ひとつ徹底するならば、
口頭やチャットでの指示はメモなど記録に取り、まとめて相手に確認をする
これで余計な言葉を乗せず、指示のみを伝える事ができ、互いに認識のズレが起きる事を防ぐことができます。
この考えは@yutangcさんがコメントで共有してくださいました!
以下は自分の考えです。
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議事録とは別にチャットで目に付く部分に固定し、メンバーからスタンプなどで反応をもらう
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自分が話した後に伝えたい部分について伝わったかどうかを確認する
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誰が見ても聞いても、同じように捉えられる言葉を、表現を選ぶ。
1については以上です。
2.みんな忙しいんだな…
この考えによって、自分のケースで言うと以下の失敗がありました。
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わからない事があった時、申し訳なさを感じてチームに共有ができない
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「忙しい」ということを重く捉えすぎて、忙しめにスケジュールを組んでしまった
自分の話になるのですが、エラーが出てしまった場合に、そのエラーを解決するために必要な時間を多く見積もる傾向があり、その度に絶望していました。
が、よく考えると一人で立ち向かうのと複数で立ち向かうのでは解決をするのにかかる時間は2、3倍以上に変わってくると思います。
実際に自分が一日かけても解決できなかったエラーをチームに相談したら10分で解決した。と言う事がありました。
もう何倍かも分からないですね…。サラッと解決しすぎて、嬉しさと悔しさその他諸々が混ざり合って複雑な気持ちになったのを覚えています。
また、たいていのエラーは重なって発生します。一つ解決できても、1分後には、またエラーにぶつかります。
2、3回程度の重なりならば、まだ人に聞けると思いますが、4、5回のエラーが重なると相手に申し訳なさを感じてしまったり、聞くときに「すぐ聞くやつ」と思われるのが怖くなるかもしれません。
しかしよく考えると、分からない事が多い初心者の頃こそ、障壁の数が多くなると思います。
ただでさえ、「足手まといになるかもしれない…」と内心に不安を抱えやすい時期なのに障壁に障壁が重なるので、質問をする習慣がない人は質問をする習慣がある人の何倍も苦労をすると思います。
一人で学習をしてきた期間が長い人ほど、「質問をしよう」と頭を切り替えるのにかかる時間が必要になってしまうかもしれません。そして、質問をする必要がある障壁の数が何回も重なると『流石にもう聞けない…』と言う状態になる時が来ると思います。
そんなあなたに向けて、私たちのチームを見守ってくださった方から頂いた言葉があるので、これだけでも持って帰って欲しいです。それは…
「分かる人に聞け」
当たり前すぎる事かもしれませんが、普段から実施していないと、いざ自分が問題に直面した時に実施できません。自分はこの言葉がとても身に染みたので、この記事を見てくださった方にはこの言葉が身に染みる前に『質問する事』を習慣づけて、この言葉を実施してほしいです。
2については以上です。
3.これ、大丈夫なのかな?
これは、疑問点、不明点、心配な点を見つけた時に頭の中をよぎるフレーズです。
MTGでは楽しい、柔らかい雰囲気で話が進んでいる時に話の途中で「ん?」と感じる事があるかもしれません。
この考えによる自分の失敗は、その場の雰囲気を壊すようで悪い気がし、確認をすることを遠慮してしまったことです。
しかし、チームで共通の認識を持つ事は柔軟に活動する上で重要で、その「チーム」の中には自分も入っているので確認してもいいんです。
自分達のチーム開発を見守ってくださった方がいて、その方はとても鋭くてハッとする指摘をくださりました。
一瞬時が止まったような沈黙が流れる事もありましたが、その後チームでの話し合いも活発になっていたので、少し確認を取った所で雰囲気が悪くなる事は無いと自分は学べました。
3.については以上です。
まとめ
チーム開発に参加できる機会があった際には…
『伝わっただろう』と憶測で判断せず、
チームで認識のズレが起きないよう伝えたい事が伝わったかを相手に確認する。
『忙しそうだな…』と聞く前から奥手にならず、自分が困っていることは、ハッキリと伝える。
↓
「分かる人に聞く」思考に切り替えるために、普段から質問を習慣づける
『これ、大丈夫かな…』と少しでも気になった事や思いついた事は憶測のまま終わらせずに、チームに話してみる。
当たり前のことかもしれませんが、これら3つのフレーズから学べる事を最後にまとめると
「憶測で行動を制限してはいけない」
になると思います。
何か考える時に、自分が憶測で考えていることに気付けるだけでもその後の行動は変わると思います。
皆様が何か壁にぶつかった時、この記事が分岐点に気付けるきっかけになれば幸いです。
追記
よろしければ、ご自身の体験や学び等どんな事でもコメントで残していただけると自分含め、これからチーム開発をしていく人のためになって、とてもありがたいです!