LoginSignup
0
0

Db2 for OpenShift : Db2U Operatorの更新方法

Last updated at Posted at 2023-07-28

はじめに

OpenShift/Kubernetes環境でDb2を動かすには、マイクロサービスとして開発される、k8s環境専用のDb2製品を導入します。
Db2 for Red Hat OpenShift and Kubernetes、別名Db2Uとも呼ばれます。

Db2 for OpenShift の導入/アップグレードには、ベンダーであるIBM社から公式に提供される Db2U Operator を利用します。
そしてDb2U Operator自身のアップグレードは、自動更新であればそもそも不要です。もし手動更新ポリシーで構成される場合も、GUI(Webコンソール)だけで実施可能です。

この記事では備忘録として、既に Db2 Operator が導入されている環境で、最新版Db2U Operatorにアップデートする手順とスクリーンショットを残します。

参考情報

下記ドキュメントの手順に沿って進めます。

※ Db2マニュアルだけでは読み取れない情報をOCPマニュアルで補足しながら進めます

Db2U Operatorアップグレード手順分類

(2023/12追記)
Operatorの更新手順には2パターンに分かれます。

  1. 更新チャネルは同レベル、Operatorのバージョンが上がる
  2. 更新チャネル、Operatorともにバージョンが上がる

マニュアルから引用します。

image.png

Db2 Operator の更新手順

Db2 Operatorの導入時、「更新の承認」としてどちらを選択したかにより、更新作業自体の要否が決まります。

  • 自動 → Operatorは自動更新される(作業不要)
  • 手動 → Operatorの手動更新が必要

ここでは、「手動」のポリシーにてOperator導入されている環境の更新手順を記録します。

1. 更新チャネルは同レベル、Operatorのバージョンが上がる場合の手順

Web コンソールの Administrator パースペクティブで、Operators → Installed Operators に移動し、更新チャネルを変更する Operator の名前をクリックします。
image.png

Subscription タブをクリックします。
現在導入されているDb2uOperatorは db2u-operator.v110508.0.0 です。
image.png

「アップグレードのステータス」の下にある「利用可能なアップグレード」リンクをクリックします。
image.png

「db2u-operator.v110508.0.2」コンポーネントが利用可能であることがわかります。
「InstallPlanのプレビュー」を押下します。
image.png

「承認」を押下します。
image.png

アップグレードが開始されます。
アップグレード中は、ステータスが「Installing」となります。
image.png

ステータスが「Complete」に代わります。
image.png

「インストール済みのOperator」の一覧からもう一度Db2 Operatorを選択し画面を開くと、バージョンが上がっていることや、新たに追加されたAPIが増えていることが確認できます。
image.png

2. 更新チャネル、Operatorともにバージョンが上がる場合の手順

(2023/12追記)
Web コンソールの Administrator パースペクティブで、Operators → Installed Operators に移動し、更新チャネルを変更する Operator の名前をクリックします。

image.png

「サブスクリプション」タブを開きます
image.png

「更新チャネル」のバージョンストリングのリンクをクリックします。
(ここでは、v110508.0)
image.png
※コンソールの「アップグレードのステータス」は「最新」となっていますが、現時点の更新チャネルのレベルにおける「最新」であり、最新であるわけではありません

利用可能なサブスクリプション更新チャネルのバージョンが表示されるため、最新バージョンを選択し、保存します
image.png

新しい更新チャネルが選択されました
image.png

更新チャネルのバージョンを最新に上げたら、
1. 更新チャネルは同レベル、Operatorのバージョンが上がる場合の手順」の手順に沿って、Operatorのバージョンを上げます。

以上です。

補足

(1)「更新の承認」ポリシーの確認方法

自環境のDb2 Operatorが、自動更新なのか手動更新なのかわからない場合には、Db2 Operator「サブスクリプション」タブを確認します。
手動更新(Operatorを手動で更新する必要あり)である場合には、「更新の承認」に「Manual」と表示されます。
image.png

(2) Operatorが最新かどうか

Db2 Operatorのバージョンが最新であるときは、Db2 Operator「サブスクリプション」タブの「アップグレードのステータス」に「最新」と表示されます。
image.png

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0