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VRChat VRoidでパーフェクトシンク顔トラしよう!

Last updated at Posted at 2024-05-30

** フェイストラッキング **
 
友人からVRoidでARKitのパーフェクトシンクという要望がありました。
これまでフルスクラッチでフェイストラッキングを行っていましたが、VRoidを扱うのは初めてだったのでその手順を記載します。
ツールが整っているので、アイトラッキングやフェイストラッキングに対応しているVR機器があれば容易に行うことができます。SRanipal(HTC VIVE)、FACS Reduced(Quest Pro)、ARKit(iPhone)の記事がいろいろと混じりあっていてスクラッチで作っていても暫くハテナな状態でしたのでここにまとめます。
 

 
** VCCでのツールの導入 **
 
VRCFuryとVRCFT-Jerry's TemplatesとVRM Converter for VRChatをVCCから導入します。
VRCFuryとは日本でよく使われているModular Avatorのようなものです。海外ではよく使われています。
VRCFT-Jerry's Templatesとはフェイストラッキングのアニメーションやアニメータのひな型の集合体です。
 
VRCFury
https://vrcfury.com/
上記URLよりインストールを行います。
 
VrcFury1.png
 
赤枠をクリックし
 
VrcFury2.png
 
How to install VRCFury の下の赤枠をクリックするとVCCを開いてインストールするか聞いてくるので指示に従います。
 
VRCFT-Jerry's Templates
https://adjerry91.github.io/VRCFaceTracking-Templates/
上記URLよりインストールを行います。
 
JerrysFaceTracking.png
 
赤枠のAdd to VCCをクリックするとVCCを開いてインストールするか聞いてくるので指示に従います。
 
VRM Converter for VRChat
https://booth.pm/ja/items/1025226
BOOTHにありますが旧バージョンですので、BOOTHの説明にあるようにVCCから追加してください。

VRM.png

 
 
VCCを開きます。
作業を行うAvator Projectで、

MargeProject.png
 
Marge Projectをクリックします。
 
VCC1.png
 
 
先ほどインストールしたVRCFuryとVRCFT-Jerry's TemplatesとVRM Converter for VRChatを⊕を押してプロジェクトに追加します。
 

** Unityでのソフト導入 **
 
Projectを開きます。
【HANA_Tool_v4】BlendShapeをコントロールするツール [Japanese ver](有料)を購入してインストールします。
https://booth.pm/ja/items/2437978

HANAV4.png
 
以上でUnityのProjectの準備は完了です。

 

** VRoid Studio からモデルのエクスポート **

VRoid Studio
VRM形式でVRoidをエクスポートします。
 
VroidHubExport.png
 
赤枠のようにVRMエクスポートを選びます。
 
Vroid透過メッシュ.png

透過メッシュを削除するをOFFにします。エクスポートを押すと、フォーマットの設定があるのでVRM0.0を選択します。

VRM0.png

下にスクロールして、
 
VroidExportModel.png

エクスポートを押します。保存先を聞いてきますのでお好みの場所へ保存します。

以上でVRoid Studioの作業は終了です。
 
 
 

** Unityでの作業 **

UnityのProjectを開きます。
先ほど保存したVRMファイルをAssetsの下へドラッグ&ドロップします。
 
VroidModelDrag_Drop.png

ドロップしたVRMファイルをHierarchyの中へドラッグ&ドロップします。

Unity2.png

HANA_ToolのReaderを選びます。

Unity3.png

Skinned Mesh RendererにVRMプレファブ内のFaceを指定します。
女性アバタの場合は、PerfectSync_VRoid_V1_0_0_Female.txtを選びます。
男性アバタの場合は、PerfectSync_VRoid_V1_0_0_Male.txtです。

Unity4.png

Addを押し、続いてRead Blend Shapesを押します。

 
次にVRMプレファブを選んだ状態で、VRM0からDuplicate and Convert for VRChatを選びます。
 
Unity5.png

 
メッシュの結合をOFFにして、複製して変換を押します。

Unity6.png

 
ダイアログが出ますのでそのまま保存(S)を押します。
 
Unity7.png

Unity8.png

 
これでVRChat用のアバタが生成されます。
 
Unityアバター生成.png
 

 
フェイストラッキング用のテンプレート(AdditiveやFX、ExpressionParameter等)を加えます。
ディレクトリのPackage > VRCFT-Jerry's Template > Prefabs から ARKitのものをアバタの中へ配置します。
 
Unity9.png

UnityA.png

これでアバタは完成です。
VRChatへアップロードしてください。
 
 
 
 
** フェイストラッキングOSCソフト VRCFaceTrackingのインストール **
フェイストラッキング機器とアバタ間の通信を行うソフトです。
以下URLよりダウンロードできます。
https://docs.vrcft.io/docs/intro/getting-started

VRCFT0.png

起動し必要なモジュールをダウンロードします。
例えばVIVE Pro EyeならSRanipal Tracking Moduleです。
 
vrcft1.png

QuestProならQuestPro OpenXRです。
 
vrcft2.png

Installボタンを押してインストールします。
インストールが終わったら一旦VRCFaceTrackingを閉じます。
 
 
 
 
** 起動 **
ヘッドセットがPCに認識されている状態にします。そのあとにVRCFaceTrackingを起動します。正常にセンサ類を認識すると以下のような画面になります(VIVE Pro Eye & VIVEフェイシャルトラッカー時)
 
OSCFT起動.png

VRChatを起動しアバタがフェイシャルトラックの設定がされている場合、以下赤枠内に対応しているパラメータの数が表示されます。

OSCFT_Parameter.png

VRChatでラジアルメニューを出しFace Tracking を選びます。

vrchat1.png

Lip Tracking と Eye Tracking をオンにします。

vrchat2.png

これでフェイストラッキングができているはずです。

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