#概要
Android-x86 を VirtualBox で使うときに、任意の画面サイズを指定する方法のメモ。 Windows での手順であるが、 Ubuntu でも同様の方法を使うことができる。
#前提条件
- VirtualBox のインストール先:
C:\Program Files\Oracle\VirtualBox\
(デフォルト) - Android-x86 のバージョンは Android-x86 4.4-r5
#手順
1.VirtualBox に画面モード追加
仮想マシンが立ち上がっていない状態で、コマンド1を実行する。
"C:\Program Files\Oracle\Virtualbox\VBoxManage.exe" setextradata 仮想マシン名 CustomVideoMode1 360x640x16
注)360x640x16 は 横幅×高さ×色数を表すが、色数は必ず 16bit 固定にすること
注2)横幅よりも高さが大きければ、Android は縦画面になる
2.起動オプションで追加した VGA モードのコードを確認
仮想マシンを立ち上げ、 GRUB の起動メニューで a キーを押し、追加パラメータ vga=ask
を入力して、 Enter を押す。
VGA モードの一覧が出たら、追加した画面モードのコードをメモする。ここでは仮に 13D とする。なお、メモしたコードは 16 進表記であり、使用するのは 10 進数に直したもの。
3.GRUB の起動メニューに "追加した画面モードのサイズで起動する選択肢" を追加
仮想マシンをリセットして再起動し、 "Android-x86 4.4-r5 (Debug mode)" を選択して、 Android をデバッグモードで起動し、コマンド2を実行する。
注)なお、入力の際にはキーボードが US キーボード配列として扱われる
mount -o remount,rw /mnt
vi /mnt/grub/menu.lst
最初の title Android~ を含めた 3 行をコピーして、タイトルを変更し、 2 行目の最後尾に vga=XXX
を追加する。 XXX
の部分には 1. でメモしたコードを 10 進数に直した値を入れる。 13D の場合であれば、 317 。
保存して、 vi を終了し、 exit
を 2 回入力し、コマンドモードを抜ける。
4.Android の起動
仮想マシンを再起動し、新たに追加した選択肢を選択すれば、追加した画面モードのサイズになって Android が起動する。
#参考文献